ヒミツ。《 nb × sk 》

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キスされてる、と頭の中で分かった瞬間、身体中が熱くなる。抵抗しようにも身長的にも明らかに目黒のが大きいから俺がジタバタしても目黒には関係なさそうだった。

角度を変えて啄むようにされるキスは、なんだか頭ん中をふわふわさせていく。......と、突然、目黒の手があるとこを掠めた。



sk「ひゃっ......?!」

mm「......さくまさん、ほんっとかわいい...ほんと好き...」



ズボンの上を一瞬触った時に自分から出た声に驚いた。そのまま、着ているシャツのボタンに手を掛けられて肌を直接撫でられる。酔っているせいで体温の高い手が擽ったい。......じゃなくて！！！



sk「めぐろっ...すとぉっぷ！だめだめっ...」

mm「なんで...？漫画のシーンで、あるじゃん」

sk「漫画...？あっ...！」



目黒の言葉にハッとなった。ちょうど描き悩んでいるシーンと同じ展開。深澤さん、わざと目黒に大量に飲ませて酔わせたのか...！と気がついたが、俺は目黒の手を掴む。


sk「分かったから！もう大丈夫！！どうもありがとう！！」

mm「......ねぇ、佐久間さん？本当に俺が、ただ協力してると思ってる？」

sk「へ？」

mm「好きって言ったら......迷惑、ですか？」



そう言った目黒の顔は、いつになく真剣だった。そんな台詞、俺描いてないよな？と思って見つめると、また唇を重ねられて身体をまさぐられる。止まらないその手が俺のベルトにかかった時、頭の中に浮かんだのは、しょうたの顔だった。

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