ヒミツ。《 nb × sk 》

043 ページ43

･


sk「ちょっとしょうた」

ab「あ！佐久間先輩！今日は佐久間先輩のお祝いだからしょうた先輩が奢りなんですって♡だから、もう会計終わってるんです！」

nb「あ、お前、言うなって言っただろ！」

sk「え？お、お祝い...して、くれんの？」

nb「これくらい、たいしたことねぇし......」



恥ずかしいのか顔を背けて首を搔いたしょうたの姿に、なんか胸が締め付けられる様な感覚がした。

なんでかな......ちょっと、かっこいいじゃんって思った。

ほら少女漫画とかでよくあるじゃん？知らないうちに会計済ましておくスマートな男。そんな風に見えて、いつものしょうたらしくないんだけどなんかそれがギャップっぽいっていうか...。



nb「な、なんだよ」

sk「ううん。ありがとう！じゃあ、連載がヒットしたらまた奢ってもーらお！」

nb「お前っ...俺、その漫画に協力してる人ですけど？」

sk「そのお礼に家に置いてあげてますけど？」

nb「それは感謝してます」

sk「にゃはは！」



2人で軽口を叩きあっているのをじーっと見ていたあべちゃんは、俺としょうたを見てポツリと呟いた。



ab「......はぁぁっ...！なんか、お2人ってめっっっちゃお似合いですよね...！萌える...！」

sk「はぁぁあっ?!あべちゃん何言ってんの?!ないない！」

nb「お前っ...！そのすぐ妄想すんのやめろ！」

ab「もちろんゆり組が断トツですけどね?!でもなべさくも」

nb「変な括り名つけんな！！！」



･

044→←042

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す