第2ステージ#009 ページ30
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観覧車までの移動の間、第1ステージに残っていた悠仁･将聖･海琉はまだ出現していない4人目の鬼......彼らの予測だと、メンバーの深田の居場所について、話をした。
海琉「さっきもゴールのプールの入口に豊田くんがいたから...有り得るよね」
小田「僕も思った！やだなぁ、深田いたら」
悠仁「今回のメンバーヤバくない？俺安嶋くんと会いたくない」
長瀬「そんなこと言ったらお前狙われるぞ？」
観覧車がだんだんと近くなってきた。瀧の見ている地図が正しければ、この先に観覧車の入口があったハズ......と、乗り場が見えて、一旦足を止める。ほかのメンバーも、鬼がいないか警戒モードに入る。ゆっくり進んでいくが、今のところ、出てくる気配がない。
瀧「......今回は、待ち伏せはないかな？」
長瀬「油断は出来ないけどな」
星輝「観覧車のここに入れば、クリアってこと？」
海琉「でも、確かクリアしたらなんか変なところに飛ばされたんだよ」
将聖「え?じゃあ、ここは違うってこと？」
悠仁「観覧車のてっぺんまで行くとか」
将聖「悠仁！適当なこと言わないで！」
『そうだとしたらどーすんのー？』
6人で話していて、急に聞こえてきた頭上からの声に驚いた6人は一斉に上を向いた。観覧車の1番上。現在、赤色のゴンドラに器用に座っているのは......狐のお面をした人物で、そっと外されたお面の下からは、予想していた顔が見えた。
長瀬「深田、そんなとこにいたのかよ」
深田『すごくない?!俺、ここまで登ったんだぜ?!』
星輝「無理だろ、普通に考えて」
深田『だってここ、VRの世界だぜ？無理とかないだろ』
深田は下りていく赤色のゴンドラから、次に隣にある青色のゴンドラに乗り移る。彼はゆっくり進むゴンドラを歩きながら話し出す。
深田『これねぇ、マスターから頼まれた追加ルール。このゴンドラの中に、ひとつだけ正解のゴンドラがあるから、それに宝を持った人が乗れたらゲームクリア！だけど、ハズレは......分かるよね？』
瀧「急に追加ルールって...なにそれ！」
将聖「それにこんなにたくさんあったら分からないよ！」
深田『あー？しょうがねぇなぁ...じゃあ、4択ね？それなら簡単っしょ？』
そう言って、深田が指定した赤色、青色、黄色、緑色のゴンドラのドアが勝手に開いた。よく見ると、その中の椅子の上にはどれも宝箱が置かれている。
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翠恋(プロフ) - ななこさん» ななこさま、コメントありがとうございます！頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年11月30日 20時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続きが気になります^_^🥺 (2021年11月29日 22時) (レス) @page17 id: 318396371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2021年11月23日 22時
