第2ステージ#008 ページ29
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海琉「......当たった、」
星輝「すげーコンビネーション！さすが同期シンメ！」
将聖「やったー！海琉、ありがとー！」
悠仁「海琉大好きー！！」
屋根の上から顔を出したのは、星輝と海琉だった。将聖が見つけたのはネットガンを持った海琉だった。2人はアイコンタクトをして鬼に自分たちを追い込んだと思わせ、捕獲しようとなったのだ。正しく、阿吽の呼吸。海琉は、震えていた自分の手を見つめる。正直、さっき目の前で久保が放ったネットガンを躱されたのを見ていたため、自信がなかったのだ。しかし、上手くいって良かった、と胸を撫で下ろした。ゆっくりと屋根から2人が下りてきたところに、長瀬も合流する。
長瀬「みんなマジで助かった！ありがとう！」
悠仁「ほぼ揃ったじゃん。あとはー...瀧か」
海琉「瀧くん、さっきまで一緒だったんだけど、安嶋くんに追われてはぐれちゃったんだ...」
将聖「そうなんだ...会えるといいな」
悠仁「星輝、宝は？」
星輝「あるよ！ほら」
そう言って、ポケットに入れてある銀のメダルをみんなに見せた星輝。5人はとにかく、また鬼と遭遇する前に観覧車まで行こうと決めて走り出そうとした。
瀧「あ！いた！おーい！」
将聖「瀧くん！」
海琉「良かった！無事だったんだね！」
瀧「もう観覧車に直接行った方が会えるかなと思って」
悠仁「こんだけ人数いれば安心だな！」
長瀬「よーし！じゃあ行こう！」
星輝「今度は俺らの番だね」
そう言って6人で観覧車まで一気に駆け出した。道案内はさっき逃げてる時にパーク内の地図を見つけたという瀧に任せ、後ろから着いていく。
すると、途中のゴミ箱のところに宝箱が置いてあり、それに気がついた悠仁が「アイテムはっけーん！」と大声を出して箱を開けようとしたのを、長瀬が止めた。
長瀬「さっき稲葉が開けたやつは罠だった。全部がアイテムって訳じゃないんだよ」
海琉「えっ、じゃあ、僕たちはたまたまアイテムだったってこと？」
星輝「ほんっと、ゲームマスターもよく考えるよな」
将聖「どうする？アイテムだったらいいけど...そうじゃなかったら、」
瀧「......今はとにかく、リスクは避けた方がいい気がする。まして、今鬼は3人だ。やるなら今のうちだよね」
悠仁「......分かったよ、急ごうぜ」
その中身はどちらかなのかは、振り返らない彼等には分からないけど、彼等が去った後に箱から不気味な煙が舞い上がっていた。
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翠恋(プロフ) - ななこさん» ななこさま、コメントありがとうございます！頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年11月30日 20時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続きが気になります^_^🥺 (2021年11月29日 22時) (レス) @page17 id: 318396371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2021年11月23日 22時
