第2ステージ#005 ページ26
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腕時計から宝を発見したとアラームがあり、顔を見合わせる海琉、瀧、山井、久保の4人。メリーゴーランドから離れていくとフードコートらしき広場に出た。全速力で走ってきて息も上がってきているメンバーもいたので、辺りを確認してから足を止めた。
息を整えていると、山井が瀧の方を見た。
山井「瀧くん、助けてくれてありがとう」
瀧「ううん。でも、早速アイテム使っちゃった...」
久保「そのおかげで飛翔捕まらなかったんだから良かったじゃん！」
海琉「そうそう。すぐ動けて、瀧くんすごかった」
瀧「そう...？なら、良かった」
ホッと安心したのも束の間。どこからか足音が聞こえてきて、4人はすぐに逃げられるよう体勢を整える。すると、見慣れた顔が現れた。
瀧「星輝くんだ！」
海琉「星輝くん！おーい！」
星輝「みんな！逃げてー！！！」
久保「え？」
山井「まさかっ...！」
星輝の後ろから走ってくるのは狐のお面を被った鬼だった。それを見た久保はバッとネットガンを構える。そして「星輝くんこっち！」と声を上げ、星輝の後ろを追い掛けてきた鬼目掛けてネットガンを打った。しかし。
____________________くるんっ！
鬼はあまりにも華麗にそのネットを避けた。まさか、捕獲アイテムを避けられるなんてことがあるの?!と完全に動揺して動けない久保の肩に、鬼の手が触れた。
『......よし、まず1人目』
『久保廉が捕獲されました。プレイヤー、残り8人』
タッチされたとともに久保の姿が消え、腕時計から発せられた音声。舌なめずりをして余裕そうな笑顔を浮かべてお面を取った鬼の姿を見て、悔しいけどメンバーは納得してしまった。出来れば、この人とはなるべく遭遇したくなかった。だって、少年忍者1のアクロバット隊長なのだから。
海琉「安嶋くん...！」
山井「とにかく逃げよう！」
安嶋『さーて！次は誰かなー？』
あんまりにも楽しそうなその顔に、その場にいた全員が背筋が凍りそうな思いだった。今はとにかく、逃げないと、ということしか頭になかつまたが、無情にも鬼の手は止まることを知らない。
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翠恋(プロフ) - ななこさん» ななこさま、コメントありがとうございます！頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年11月30日 20時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続きが気になります^_^🥺 (2021年11月29日 22時) (レス) @page17 id: 318396371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2021年11月23日 22時
