第2ステージ#001 ページ22
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目を覚ますと、眩しいくらいの青空が視界いっぱいに広がっていた。
天国にも空ってあるのか...と、漠然と感じていた彼の目の前に突然、バッと誰かが顔を出した。
星輝「悠仁！お前ら...ゲームクリアしたんだな！やったな！」
悠仁「......星輝。えっ...マジ?!じゃあ俺死んでない?!」
勢いよく起き上がった悠仁と星輝の頭が鈍い音を立ててぶつかる。「お前バカじゃねーの！」と頭を抑えて叫ぶ星輝を気にせず、腕時計を見た。
悠仁「第2ステージは遊園地。宝は銀のメダル。鬼4名が出撃になるので、観覧車まで持ってくること。また4人かよ...」
星輝「それより悠仁、死んでないってどういうこと？何があったの？」
悠仁「俺らフェンス登ってプールに入ろうとしたんだけど挟まれたんだよ。久保が引き付けてくれたんだけど、稲葉が飛び降りたから俺慌てて落ちたんだよ」
星輝「はぁ?!飛び降りた?!そんで、稲葉は」
悠仁「わかんねぇ...ったく、なんでそんな無茶」
突然、腕時計から聞きなれない通知音が響き2人は話を途中にして腕時計を見た。そこには、新しいメッセージが表示されていた。
悠仁「......追加ルール？」
星輝「鬼の出撃は......え?!5分後?!宝見つかってからじゃないの?!」
悠仁「嘘だろ...とにかく、宝も早く見つけないと...」
星輝「ねぇ、悠仁！」
駆け出そうとする悠仁に、星輝は声をかけた。星輝は最後まで第1ステージでみんなの力になれなかったことを悔いる中で、今の自分に出来ることを考えた。それは、少しでも多くの情報を共有することで、もしかしたら最後までいた悠仁たちは知ってるかもしれないと思ったが、言葉にすることにしたのだ。
それに、自分だって知っておきたい。
星輝「鬼の事なんだけど、俺、青木くんに会った」
悠仁「俺らも会ったよ。なんなら、ほかに檜山くん、豊田くん、平塚くんもいた」
星輝「だけど、あれがみんなだって思いたくない」
悠仁「俺だって思いたくないよ...それに、なんか変だった」
もしかしたら、今回の4人も...と思っていると、どこからか気配を感じた2人は、とにかくその場から離れることを考え走り出した。
木の影から、2人を見て楽しそうに笑う影を残して。
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翠恋(プロフ) - ななこさん» ななこさま、コメントありがとうございます！頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年11月30日 20時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続きが気になります^_^🥺 (2021年11月29日 22時) (レス) @page17 id: 318396371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2021年11月23日 22時
