第1ステージ#014 ページ20
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海琉「......あれ？」
パッと目を覚ますと、目の前にはプールなどなく、真っ暗な部屋の中だった。辺りを見回してもドアも窓もなにもなく、海琉はメンバーが横たわるのを見つけ慌てて駆け寄った。
海琉「ちょっとみんな！起きて！......将聖！久保！悠仁！みっちー！飛翔！」
山井「......ん？か、いる...？」
海琉の呼び掛けに、反応を示したのは山井だった。とりあえず1人でも反応があったことにホッとした海琉は、山井の体を起こすのを手伝った。
海琉「起きて！なんか変なところに来ちゃったよ！」
山井「えっ...俺、檜山くんに追い掛けられて...」
海琉「僕も青木くんに追い掛けられてたはずなのに」
『見事に第1ステージをクリアしましたね。まずは、おめでとう。君たちの勇気に拍手を送ろう』
急に聞こえてきた声に、思わず2人は身構えた。ゲームマスターの姿を探すが、どこにも見当たらない。声のする方向も定かでもなくて、しかしその声は確かに2人を笑いながら、話を続ける。
『そんなに怯えなくていい！君たちは課題をクリアしたんだ！まずは喜んだらどうだい？』
山井「......そんなこと言ったって」
海琉「ねぇ！それよりも、みっちーと悠仁と将聖がフェンスから飛び降りたんだよ！」
『アレは傑作だったねぇ！まさか、そんな無茶をしてくれるなんて思ってなかったからねぇ』
山井「はぁ?!ちょっと...大丈夫なの?!」
海琉から聞いた山井は慌てて、近くに倒れる3人を揺する。目を開ける気配がないが、出血なども見られない。戸惑う2人にゲームマスターは続ける。
『心配しなくていいよ。運良く、宝を持ってた彼が最初にプールに飛び込んだから、間一髪プールサイドにぶつからずに済んだよ』
山井「......もし、ぶつかってたら？VRゲーム内で怪我したり重症になったり......そうしたら、どうなるの？」
考えたくもない未来が頭をよぎった山井はその考えをなんとか払拭したくて、ゲームマスターに尋ねた。
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翠恋(プロフ) - ななこさん» ななこさま、コメントありがとうございます！頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年11月30日 20時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続きが気になります^_^🥺 (2021年11月29日 22時) (レス) @page17 id: 318396371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2021年11月23日 22時
