第1ステージ#007 ページ13
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メンバーの青木の顔が見えて動揺した4人に、鬼は容赦なく飛びかかってきた。為す術なく...と思いきや、久保が思いきりなにかを投げつけた。瞬間、辺りに煙が立ち込め、自分たちも噎せ返ることにはなったが腕時計から音声認識響いた。
『アイテムの使用で、鬼が2体戦闘不能。回復まで、1分。』
長瀬「ゲホゲホゲホッ...久保、なんだよそれ！」
久保「引き出しの奥にあったんだよ！まさかアイテムだったなんて」
稲葉「1分しかないけど、逃げよう」
星輝「けど、煙で見えない...ゴホッゴホッ...」
ふと、長瀬は思い出した。自分たちの後ろに窓があったことを。手探りで探ると鍵のようなものが手に触れた。彼は、それをそっと開けるとたちまち煙は外へ逃げて行く。外はベランダのように出られるようになっていたため、彼はみんなに指示を出す。
長瀬「とりあえず外！2階なら、なんとか降りられるかもしんないし！」
星輝「稲葉、久保！先行って！」
稲葉「けど......」
星輝「時間ないの！早く！」
躊躇う稲葉を無理矢理外に出す形で、後から久保が続き、長瀬、星輝と出ようとした。しかし、出撃までのカウントが始まってしまう。すると、なぜか2人は窓を閉めた。驚く久保と稲葉に、2人は笑った。
長瀬「お前ら隠れて待ってろ！俺らがまいてくっから！」
星輝「行くぞ、長瀬！」
久保「嘘でしょ?!ちょっと2人とも！」
カウントが5になり始めた頃、2人は煙の中へと消えていく。窓は鍵を閉められ外からは開かない。カウントが0になってゆらり、狐のお面が顔を上げたのと同時に、稲葉が久保を引っ張り、窓の下に隠れるように身を小さくし2人は息を潜めた。しばらくすると、2つの足音が逆方向に進んで行った。
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翠恋(プロフ) - ななこさん» ななこさま、コメントありがとうございます！頑張って更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年11月30日 20時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ななこ - 続きが気になります^_^🥺 (2021年11月29日 22時) (レス) @page17 id: 318396371e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2021年11月23日 22時
