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Episode : 009 ページ9
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俺が佐久間を好きになったのは、入学する前だった。
学校説明会の後に、学生寮に入る予定の子たちはそのまま寮へ案内されて説明があった。地方から来た俺はそっちにも1人で参加した。それが終わって帰ろうとした時。
最初見た時は、心底驚いた。
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桜色の髪の毛が、ふわふわ揺れて風に靡いた。
真っ白な肌に、その髪色はすごく映えて綺麗だった。
友人と話しながら笑うその姿に、俺の心は一瞬にして奪われた。
説明会の日に、なんでそんな派手な頭してたのか、未だによくわかんないけど
あの日から、俺の心の中には君がいて離れなくなったんだ。
入学して真っ黒な髪を目元まで伸ばしてきてちょっと驚いたけど、少し幼さを纏うその姿さえ可愛いと感じたんだ。一目惚れってやつだったんだよ、きっと。
あの時から、ずっとずっと、俺は君を想う。
だけど、ただ、想うだけ。
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作者名:翠恋 | 作成日時:2021年10月24日 0時