ピンクレモネード。《 iw × sk 》 (ページ31)

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Episode : 031 ページ31

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だけど、その時間も長く続くわけではない。康二が戻ってくると、佐久間のスマホが震えた。スマホを開いた佐久間は申し訳なさそうな顔をした。

sk「......あ。ごめん、目黒が部屋に来るって。」

iw「そ、か。康二、今日ここまで」

kj「えー！今日美味いプリン用意しとったのになぁ」

sk「いつもごめんな？じゃあ、また明日」

そう言って慌ただしく荷物をまとめて康二の部屋を出ていってしまった。康二と2人きりになり、俺はその場にごろんと寝転んだ。

kj「うーん......なかなかめめが居ったら進まんなぁ」

iw「しょうがないよ。てか、いつも部屋悪いな」

kj「全然やで！んじゃあ照にぃ、プリン食べよ！」

iw「うん」

同じ寮に目黒がいることもあり、佐久間と俺の部屋は危険だと康二が言うので、連日お邪魔している。まぁ、ただ行くのも悪いから、俺も佐久間も時々お菓子とか持って来ることもあるんだけどね。

いつも1時間できるか出来ないかくらいで、正直、佐久間の役に立てているのかどうかと聞かれると怪しいところ...。

kj「にしても、佐久間くんの学力にはほんまびっくりやで。よお入れたな...」

iw「でも、佐久間生物とか強いじゃん」

kj「......なんや、佐久間くん庇う照にぃかっこええな♡」

iw「やめろって。だって事実だろ？」

そう言って照れ隠しでもらったプリンを口に入れると、めっちゃくちゃ美味しくて思わず笑ってしまった。

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