サクマと、お留守番。�� ページ31
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俺は、地方へ泊まりで研修に行くことになった。
勿論そこにサクマを連れて行く訳にはいかないし、かと言って1人で留守番だなんてもっての外......そんな俺が選んだ選択肢は。
ab「本当に申し訳ない......」
kj「ええで！サクマくん可愛ええしなぁ！」
sk『にゃーっ、こおじぃー！』
康二の家でお留守番をさせてもらう、ということだった。ちょうど研修に行く2日間、康二は仕事が休みだと言うのでお願いすると、諸々の事情も話した上で快くOKしてくれた。サクマの着替えとお気に入りのアニメDVDを持たせた。
サクマは最初は『あべちゃんと一緒がいい！』と駄々を捏ねたものの、康二のところでお泊まり、と言った途端に目を輝かせて『行く！』と返事をしてくれた。そして現在に至ると言うわけだ。
sk『サクマ、康二とあそぶー！』
kj「おん！たっくさん遊ぼうな！」
sk『康二のごはん、おいしいってあべちゃん言ってた！』
kj「たいしたもんは作れへんで？」
sk『お風呂も一緒に』
ab「それはダメ」
くっついていないところがない、と言うくらい康二に抱きつくサクマに俺の心の中は今とてつもなくもやもやしている。置いてくのも心配だったが、康二にベタベタするのは意外に盲点だった......しかし、致し方ない。
俺もそろそろ行かなきゃならないし、サクマの頭をもう一度撫でたから、俺は目線を合わせる。
ab「サクマ、康二困らせたらダメだからね？」
sk『はぁーい！』
ab「康二、サクマのことよろしくね？」
kj「任せといてや！」
そう言った後、康二はサクマの耳元で何かを言った。それを聞いたサクマは康二から離れて俺に抱きついて、ニッコニコの笑顔で、言った。
sk『あべちゃん！がんばってにゃ！』
ab「......っ、サクマ、ありがとう。行ってくるね」
なんだかんだ、寂しいと感じていたのは俺の方だったかもしれない。
そう感じながら、俺は研修へ向かった。
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翠恋(プロフ) - いくみさん» いくみさま、ありがとうございます！ (2022年6月5日 12時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
いくみ - 阿部ちゃんの誕生日は、11月27日です！ (2022年6月5日 10時) (レス) @page1 id: 20b86a31c8 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - めぐみみさん» めぐみみさま、コメントありがとうございます！いつもめぐみみ様のあべさくへのコメントで励まされて完結まで頑張れました！また別の作品でもお会いできるのを楽しみにしております。本当にありがとうございました！ (2020年9月5日 22時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
めぐみみ(プロフ) - 完結おめでとうございます。最後までほのぼのとしたあべさくの世界で終わって、めちゃくちゃ癒やされました。てか、クローゼットに神様がいたっていうのが面白いなあと思いました。またどこかで続編読める時があれば嬉しいです。とりあえずお疲れ様でした。 (2020年8月31日 21時) (レス) id: 877e4b9b86 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - Jinさん» Jinさま、コメントありがとうございます！最後まで読んで頂けて嬉しい限りでございます。気まぐれですが個人的に楽しかった作品なので、いろいろな形で続編に繋げられたらと思いますので乞うご期待を！ (2020年8月29日 21時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2020年7月11日 20時
