計算された筈のScenari0 ページ45
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雪がちらほら降り出す季節になった。
あの事件の一件以来、暴走した
赤「ショウタ、一緒に買い物に行かないか？」
そう誘ったのは、リョウタだった。真冬の雪が降る日は、外出する人も少なく露天街の人通りも少ない。それになにより、寒いからと言って堂々とマフラーを巻けることからショウタの首筋の模様が隠れるのだ。
リョウタの誘いに素直に頷いたショウタは久しぶり過ぎる外出に浮かれていた。だから、ショウタがどっか行かないようにフッカも一緒についていく、ということになり3人で露天街を歩いていた。
ショウタは、青色のマフラーに顔を埋めながらも目をキラキラとさせていた。全く前を見ずキョロキョロするから、人通りが少ないとはいえぶつかりそうになり、その度にフッカがショウタを引っ張る、を繰り返す。リョウタはそんな様子を見ながら微笑み、必要な物を買い物していく。
露天街を半ばまで進んだ時に「あっ」とリョウタが声を上げた。手元に書いてあるメモを見つめ、フッカに声をかける。
赤「フッカ、ごめん。砂糖買い忘れた」
紫「あー、ちょっと戻ったとこだよね？俺行こうか？」
赤「んー......いや、いいや。ショウタが楽しそうだから、そっち付き合ってあげて。で、2人でほかの買っておいてよ」
紫「多分あんな調子だからリョウタ戻って来んのが早いと思うけど」
そう言って笑いながらフッカはメモを受け取り、ショウタの方へ行き、リョウタは来た道を戻る。すぐに目的の物を見つけお金を払い、戻ろうとした矢先、露店のおばさんに声を掛けられた。
「お兄さん、美味しいお肉あるけどどうだい？」
「本当だ。でもさっきほかのとこで買っちゃったからまた今度で」
そう返したリョウタに、おばさんは怖いほどの笑顔を浮かべた。すると急にそのお店が真っ黒に染まったかと思えば、夥しい数の鴉への形を変えた。あまりにも不可思議なその光景に周りは騒然として軽くパニック状態となる。そして、その鴉たちはリョウタを取り巻き、彼はすぐ相棒を呼ぼうとした。しかしそれは、おばさんだった姿は黒いフードを身につけ、リョウタの意識を飛ばしたことにより、叶わなかった。
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蕾華(プロフ) - 翠恋さん» 返信ありがとうございます。わかりました。更新楽しみにしています！頑張ってください。 (2020年5月28日 9時) (
レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 蕾華さん» 蕾華さま、コメントありがとうございます！ネタバレになるため詳しくは言えませんがご想像にお任せします！モチーフになっているグループはありますのでぜひこれからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年5月27日 22時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
蕾華(プロフ) - 毎回更新楽しませていただいております。もしかして、この孔雀とか狼ってSixTONESだったりします？ (2020年5月27日 22時) (レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
椿と猫(プロフ) - 翠恋さん» いえいえ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: 5dcbe78cc5 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 椿と猫さん» 椿と猫さま、初めまして！ご指摘ありがとうございます！訂正させて頂きました！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2020年5月16日 22時
