それは偽物を嘲笑う ページ34
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あの日から、IX GUYSの住む屋敷の周りには特定の
しかし出動要請の警告音は今日も止むことなく鳴り続ける。
サクマは怪我が治るまではお留守番、と称してなるべく外に出さないようにした。それに、ここもいくら結界を張っているからとはいえ100%安全とは限らない。大体は過保護なアベが傍についているが、毎回とはいかずそんな時は交代でサクマと過ごすようにしている。
今回はアベ、メグロ、コウジ、ヒカルの4人が向かうことになり、4人が目的地に到着すると壮絶な光景が広がっていた。
橙「なんなん、これっ...！」
黒「......悪趣味だな」
バルーンのようなものの中に、真っ赤な死体。中には目玉がくり抜かれたり顔の原形がないものもいて、見るに堪えない。
その奥の岩に、着物を身に纏って静かに本を読む男がいた。その男はこちらに気づいていないのか、本を読むのに夢中なようでただページを捲るだけ。
ふと、その男の頭上にあったバルーンが突然揺れ動く。その中から垂れてきた真っ赤な液が、男の本の上に垂れて汚した。すると、ゆっくり顔を上げた男はそのバルーンに向かって口を動かした。
『......汚スナ、ッテ、言ッタハズダヨ？』
そう言って、彼はただ指を動かしただけに見えた。しかし、中に一瞬だけ動いた影は「ギャッ！」と声を上げて、動かなくなった。彼はつまんなさそうに溜息をつくと本を閉じ、その場から降りる。
真上にあったバルーンが割れ、先程まで座っていた岩の上に2つの死体が叩きつけられて、またも真っ赤に染まる。
姿を消せるアベがその死体に近づきある確認をしてから、ヒカルたちのところへと戻る。
黄「どうだった？」
緑「多分オポッサム......肉食で、袋の中に獲物を閉じ込めて捕食してたんだと思うけど」
黒「じゃあ、あいつは何者だ？」
橙「一瞬、仲間なんやと思ったんやけど......」
『ソウダヨ。仲間ダッタケド、言ウコト聞カナイカラ殺シタマデダヨ』
黄「?!」
突然の声に振り返ると、先程まで目線の先にいた男が立っていて、4人の反応を鼻で笑った。
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蕾華(プロフ) - 翠恋さん» 返信ありがとうございます。わかりました。更新楽しみにしています！頑張ってください。 (2020年5月28日 9時) (
レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 蕾華さん» 蕾華さま、コメントありがとうございます！ネタバレになるため詳しくは言えませんがご想像にお任せします！モチーフになっているグループはありますのでぜひこれからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年5月27日 22時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
蕾華(プロフ) - 毎回更新楽しませていただいております。もしかして、この孔雀とか狼ってSixTONESだったりします？ (2020年5月27日 22時) (レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
椿と猫(プロフ) - 翠恋さん» いえいえ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: 5dcbe78cc5 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 椿と猫さん» 椿と猫さま、初めまして！ご指摘ありがとうございます！訂正させて頂きました！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2020年5月16日 22時
