＊ ページ24
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『......
『ウン。ソウダネ。ジャアサヨウナラ。偽物ト愉快ナ仲間タチノ皆サン！』
黄「は？おい！まだ話終わってねーぞ！」
しかしヒカルの声が届いたのか届かなかったのか分からないが、突然現れた夥しい数の真っ黒い鴉が、2人を渦巻いていつの間にか消えていった。その場に取り残されて3人は呆然としていてしばらく動けなかった。そして、遠くの方から聞こえてくる音にようやく反応して、3人は帰り道へと向かった。走り抜けていきながら、フッカとヒカルはコウジに話しかける。
紫「......コウジ、お前は、偽物なんかじゃないからな」
橙「えっ......？」
黄「そうだ。お前の能力は変身だ。あいつら、ふざけたことをいいやがって」
紫「とりあえず、気にするなよ。」
橙「......っ、はい！でも、気にしてへんで？ありがとうな？」
そう言って笑顔を浮かべるコウジであったが、2人の視線に入らないところで彼は小さな溜息をついた。心苦しさを感じながらも、自分は笑顔で居るべきなのだ。そう言い聞かせながらコウジは話を逸らすようにヒカルに話し掛ける。
橙「なぁなぁ！ヒカルくん！さっきの俺どーやった?!」
黄「......いや、別に」
紫「でもコウジとヒカルってちょっと顔似てるもんな」
黄「やめてくれフッカ」
橙「せやろぉー？......ってヒカルくん！顔怖い！そない睨まんでやぁ！」
お喋りしながら帰る中、3人の心の中で思うことはそれぞれで。
フッカはこのまま何も無く過ごしていけたらいいと。
ヒカルはあの黒いフードの奴らは何者なのかと。
そしてコウジは、まだ誰も知らなくていいと。
同じ空間にいて、同じ時間に、同じ状況にいたにも関わらず、こんなにも考え方が違うものかと思わされるが、それぞれ秘めているとのが違うからこそ、そんな違いが生まれてくるのかもしれない。
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蕾華(プロフ) - 翠恋さん» 返信ありがとうございます。わかりました。更新楽しみにしています！頑張ってください。 (2020年5月28日 9時) (
レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 蕾華さん» 蕾華さま、コメントありがとうございます！ネタバレになるため詳しくは言えませんがご想像にお任せします！モチーフになっているグループはありますのでぜひこれからも読んで頂けると嬉しいです！ (2020年5月27日 22時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
蕾華(プロフ) - 毎回更新楽しませていただいております。もしかして、この孔雀とか狼ってSixTONESだったりします？ (2020年5月27日 22時) (レス) id: 169f18cdbf (このIDを非表示/違反報告)
椿と猫(プロフ) - 翠恋さん» いえいえ！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: 5dcbe78cc5 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - 椿と猫さん» 椿と猫さま、初めまして！ご指摘ありがとうございます！訂正させて頂きました！ (2020年5月23日 13時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2020年5月16日 22時
