006 ページ6
･
黒「あ。きた。佐久間くん、帰り道どっち？一緒に帰ろうと思って待ってた」
いつも通り帰り支度をしたらあべちゃんといつものようにくだらない話をして昇降口へと向かうと、今朝のイケメン目黒蓮が立っていた。
しかも俺を見つけるなり話し掛けてきて、思わず1歩引いてしまう。すると、あべちゃんが目黒くんと俺の間にスっと割って入る。
緑「ちょっと、佐久間困ってるんだけど」
黒「......ねぇ佐久間くん、どっち方面？駅？それとも南？」
緑「おい！無視するな」
あべちゃんのことなんかいないみたいに話しかけて来る目黒くんに、これはなにか反応しないと終わらないとようやく理解して、俺は笑いながら話す。
桃『やだなぁ、目黒くん！朝の冗談、俺めっちゃびっくりしたじゃんかー！今度は普通に挨拶してね？』
黒「......え？」
俺の言葉に、目を丸くする目黒くん。しばらくすると、手を叩いてめちゃくちゃ大笑いし出した。戸惑う俺に彼は「佐久間くんってさ」と呼吸を整えながら話す。
黒「めっちゃ面白いね」
桃『......？あ、ありがとう...？』
黒「ますます気に入った。俺本気見せるから、友だちになってよ」
緑「おまっ...！」
桃『友達！いいよ！』
緑「ちょっと佐久間?!」
黒「ふふ、ありがとう。じゃあ帰ろうか？」
桃『へ...？』
緑「ちょっと目黒！手を離しなさい！」
するりと伸びてきた手に、指先が絡められた。
うおぉ?!......こ、これじゃあまるで、俺が少女漫画のヒロインみたいじゃないか?!
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 705人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
翠恋(プロフ) - ゆーさん» ゆーさま、コメントありがとうございます！嬉しいです！ (2022年1月22日 20時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - あべさく好きすぎるさん» あべさく好きすぎるさま、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年1月22日 20時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 最高でした！！！ (2022年1月22日 16時) (レス) @page46 id: f144e75419 (このIDを非表示/違反報告)
あべさく好きすぎる - すごい甘酸っぱい作品できゅんきゅんしながら読みました！いつまで応援しています！ (2021年8月20日 11時) (レス) id: 13828c11f8 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - ゆうさん» ゆうさま、本当にありがとうございました！また別の作品でもお会い出来ることを楽しみにしております！ (2020年5月17日 21時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翠恋
| 作成日時：2020年5月3日 19時
