始まりは突然に。mm × kj ページ6
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mm side
一般人パロ
てっとり早く稼げるバイトを探していて、キャバクラのボーイをするようになってまだ3ヶ月ちょっと。まだまだ下っ端の俺は寒空の下、酔っ払ったサラリーマンたちを中心に、声を掛けまくっていた。
けど今日はなんだかあまり客が引っかからなくて、焦っていたんだと思う。半ばやけくそになって、スマホを弄る若い男性に声を掛けた。
mm「おにーさん、ちょっと1杯どうですか？可愛い女の子もいますよー」
？『......はい？すんまへん、聞こえんかったわ。なんか、言いました？』
ワイヤレスのイヤホンをしていたらしく、顔を上げながらわざわざそれを外してくれた。
俯いていて髪で顔が隠れていて分からなかったけど、綺麗な顔立ちをしていた。関西弁ってことは、この辺の人じゃないんだろう。
mm「俺そこのお店のもんなんすけど、どうですか？可愛い女の子と飲めますよ？」
？『あー。悪いけど、俺女の子興味ないねん！悪いなぁ』
冗談なのか本気なのかは分からないが、そう言いながら笑ったその人の笑顔を見た途端に、なんだか分からないけど胸を撃ち抜かれたような、そんな感覚がした。
そのまま立ち去ろうとする彼の腕を、思わず掴んだ。なぜか、もう会えなくなるような気がして。
？『......へ？』
mm「じゃあ、俺となら飲んでくれますか？」
？『な、何言うて...』
mm「俺、目黒蓮って言います。......YESなら、名前を教えてください」
揺れる瞳。ほんのり色づく頬。
夜の喧騒など、もう耳に入ってこなくて。視界に映るのも耳に聞こえてくるのも、もうすべて君だけ。
しばらくして、迷ったように視線を彷徨わせてから、控えめに唇が動いた。
kj『......向井、康二、言います...』
mm「康二くん、俺のオススメのバー、紹介します」
そのまま腕を引いて、夜の街へと消えていく。
後日、この人が同じ大学の1個上の先輩だと知ることになることを、今の俺は知らない。
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翠恋(プロフ) - ひまりんさん» ひまりんさま、コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！続きが気になると言われて嬉しいです！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2020年5月18日 19時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ひまりん(プロフ) - この作品すごく好きです！雨、のち、笑顔が特に好きで続きが気になります！！ (2020年5月18日 8時) (レス) id: 0a1b5c1c68 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - みんとさん» Rフラグを立てているので、お手数ですがマイページで設定をしてからご覧下さい！ (2020年5月12日 21時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
みんと - 何度もすみません！作品が見つからなくて… (2020年5月12日 9時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
みんと - ありがとうございます！飛ばせていただきます！ (2020年5月11日 22時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨
| 作成日時：2020年4月16日 21時
