＊ ページ32
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ゆっくりブランコを漕いで、ちらりと隣を見る。涼太はスマホと睨めっこしていた。あぁ、そんな顔ですらカッコイイなんて、俺って重症だわ。
いつからかなんて、もう分からない。
だけど、気がついたら涼太のことばっか考えて、目で追って、隣にいてくんなきゃ不安で、それって恋じゃんってなったんだけどさ。
俺も涼太も男だし。世間的に認められない関係な訳だし。
だから、この気持ちは言わない。忘れさせてくれるくらいの女の子と恋愛するんだ！...って思い続けて告られてOKするも、長続きしない。できない。
__________......あーあ。いっそのこと、告白してしまおうか...
nb『はぁ......』
dt「でも、その女の子たちもさ、なんでしょうたの魅力を分かってくれないんだろうね」
nb『......ん？』
dt「しょうたはカッコイイし、面白いし、よく笑うし、ちょっと抜けてるけどそれがチャームポイントじゃん？」
nb『そっ...そうか...？///』
正面を向いたままそんなことを言う涼太に、俺はこんなにどきどきなのに、そんな涼しい顔で言わないでよ。なんて思ってしまう。
だからさ、どうせ俺が何言ってもお前は涼しい顔のままなんだろうからさ。
nb『......そんなこと言われたらさぁ、好きになっちゃうじゃん』
投げやりに言った言葉。俯いた俺の隣に歩いてきたかと思えば頬に手を添えて顔を上げられた。
そして、柔らかいなにかが、頬に触れた。
.........え？...えええええっ?!
nb『りょっ...りょっ...りょっ......?!』
dt「しょうたってさ、ズルいよ。俺の気持ちも知らないで...俺だって、男なんだけど」
nb『な、なに、急にっ...?!///』
dt「嫌がらないなら、続けるけど」
続ける?!続けるって、まさか......?!///
パニック状態の俺をよそに、涼太はゆっくり顔を近づけてくる。
冗談なのか本気なのかもう全くもって分からない。けど、俺は覚悟を決めて目を閉じた。
幼馴染みを越えるまで、あと少し。
(End.)
ファインダーよりももっと近く。kj × sk→←幼馴染みの先。dt × nb
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翠恋(プロフ) - ひまりんさん» ひまりんさま、コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！続きが気になると言われて嬉しいです！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2020年5月18日 19時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ひまりん(プロフ) - この作品すごく好きです！雨、のち、笑顔が特に好きで続きが気になります！！ (2020年5月18日 8時) (レス) id: 0a1b5c1c68 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - みんとさん» Rフラグを立てているので、お手数ですがマイページで設定をしてからご覧下さい！ (2020年5月12日 21時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
みんと - 何度もすみません！作品が見つからなくて… (2020年5月12日 9時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
みんと - ありがとうございます！飛ばせていただきます！ (2020年5月11日 22時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨
| 作成日時：2020年4月16日 21時
