幼馴染みの先。dt × nb ページ31
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nb side
学パロ
nb『うわぁー！！！』
dt「ちょっとしょうた...落ち着きなよ」
nb『なんでだよー！！！』
dt「ほら、とりあえず温かいの飲みなよ」
公園のブランコに腰掛けて1人叫ぶ男子高校生なんて、昼間だったら確実にやばい奴だろう。
そんな俺を宥めながら温かいココアを手渡してくれるこの優しいのは幼馴染みの涼太。俺と違って落ち着きがあって大人びた色気を持つ高校生だ。
なぜ、涼太がいる前で俺が叫んでいるかと言うと...。
nb『ぜってーイけると思ったのに！』
dt「そのさぁ、好きでもないのに付き合うのやめなよ」
nb『だって向こうから告ってきたんだぜ?!それなのに振るかぁ?!』
dt「いや、向こうもそりゃ気づくでしょ...」
そうなのだ。絶賛失恋中なのだ。
と言っても、俺は本気ではない。ただ好きになれるかもしれないと思って、付き合うのだがいつも振られてしまうのだ。
それが悔しくて叫んでいる。隣のブランコに座った涼太は、コーヒーを飲んでから「でもさ」と呟く。
dt「別れがあるってことは、これから素敵な出会いがまだ待ってるってことだよ」
nb『......っ、お前は、相変わらずよくそんな台詞が出てくるよな』
dt「そう？思ったことを言ってるだけなんだけど」
nb『......あっそ。』
ぼんやり浮かびだした月を見上げながら、俺はまたココアを飲んだ。
気づいてないんだ、涼太は。
そんなロマンチックなこと言うから、ガキっぽい女子たちはそれを聞いて大人びた涼太に憧れを持つ。いつも俺の隣ばかりいるから、涼太目当てで俺に近づいてきた奴も少なくないんだぞ。
それにさぁ、こんなに近くにいても気づかないほど鈍感なんだよな。
俺が、お前を好きなんだってことを。
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翠恋(プロフ) - ひまりんさん» ひまりんさま、コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！続きが気になると言われて嬉しいです！これからも更新頑張りますので、よろしくお願いいたします！ (2020年5月18日 19時) (
レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
ひまりん(プロフ) - この作品すごく好きです！雨、のち、笑顔が特に好きで続きが気になります！！ (2020年5月18日 8時) (レス) id: 0a1b5c1c68 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - みんとさん» Rフラグを立てているので、お手数ですがマイページで設定をしてからご覧下さい！ (2020年5月12日 21時) (レス) id: fb1d0da99a (このIDを非表示/違反報告)
みんと - 何度もすみません！作品が見つからなくて… (2020年5月12日 9時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
みんと - ありがとうございます！飛ばせていただきます！ (2020年5月11日 22時) (レス) id: 117f5f4d5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨
| 作成日時：2020年4月16日 21時
