どんなあなたも。《 Yb × Hk 》 (ページ8)

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だいちゃんが案内したいというカフェは、なんとこのオフィスビル内にあるカフェ、所謂社内カフェだった。

5階の会議室の並びにある落ち着いた雰囲気のカフェは、確かに食後にも良さそうだ。

伊「俺5階来たことなかったから知らなかった！」

光「確かに。俺ほとんど3階にしかいないから」

有「いいだろう?!しかも、ここの店員さんイケメンだって有名なんだぜ?!」

光「要らんわ、その情報」

オープンスペースになっているそこには、数名の社員がいてみんなリラックスモードのよう。

それもそうか。落ち着いた雰囲気の店内に、穏やかなBGM。この場所だけ、会社内だということを忘れさせてくれるような空間だった。

店員はどうやら1人だけのようで、だいちゃんはコーヒーを煎っている背中に向かって声をかけた。

有「髙木さん！こんにちは！」

髙「...あ、有岡くん！こんにちは。また来てくれたの？」

有「約束通り友だち連れてきたよ〜」

髙「ありがとう、いらっしゃいませ。」

光「ど、どうも......」

振り返ったその人は、確かにだいちゃんの言う通りのイケメンだった。

茶髪が良く似合う小顔のイケメン。しかも背も高くておまけに大人びた雰囲気が良く似合うイケボ。漫画から飛び出してきたかのような人に、俺は驚いてしまった。

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