どんなあなたも。《 Yb × Hk 》 (ページ48)

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お昼休みになり、俺はいつも通りだいちゃんと伊野尾と3人で髙木さんのカフェに向かう。すると、看板には"本日最終"と書かれており、驚いてしまった。

有「髙木さん！最終ってどういうことっすか?!」

髙「あー、いらっしゃい！えへへ、俺、自分の店開くことになったから、ここには来週から違うお店が入るのとになって...それで」

伊「えー。せっかくお昼の楽しみだったのにぃ」

髙「嬉しいなぁ...でもここからそんなに離れてないから、良かったら会社帰りにでも寄ってよ。3人にはサービスするよ？」

光「ありがとうございます、新しいお店でも、頑張ってください」

髙「ありがとう」

そう言って笑う髙木さんは、最後だからってだいちゃんにはオレンジジュースを、俺と伊野尾にはカフェオレをそれぞれサービスしてくれた。

ランチを食べながらだいちゃんが「そういえば」と呟く。

有「ここなくなっちゃったら、薮さんも昼どーすんのかなー」

光「えっ...」

髙「それは心配ないよ。だって、お弁当作ってくれる人がいるから。ね？」

光「た、髙木さん！」

有「えー！光くん、どういうこと?!」

伊「お前...そういうことは言えよー」

まだ2人に言えてなかったから、もうその後は2人から質問の嵐で、しばらくお昼休みの話題にされそうだなぁと思いながら、午後の業務へと戻った。

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