ラウールくんはキューピット！《 sn × sn 》

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白「......僕、ずっとずっとここに住みたいです！お手伝いとか、一生懸命やりますので、僕をここに置いてください！！」

赤「えっ...ちょっと待って。テンションの落差ありすぎじゃない？」





僕は今、シェアハウスのオーナーである舘さんに向かって土下座、というものをしている。

人間は大事なお願い事をする時にこういう風に頭を下げるんだって、康二くんが言っていたから。それなのに、僕の言葉を聞いて舘さんは困った顔をしている。





白「僕、実は頼れる家族とか、そういう人が全くいなくて...それに、みんなといると楽しいし、もっともっと一緒にいたいって思ってて...だから、お願いします！」

赤「ラウール、とりあえず頭上げて？ね？」

青「え、ていうかラウール、出ていこうとしてたの？」

白「......え？」




翔太くんの一言で顔を上げると、みんな不思議そうな顔をしていた。

僕、なにかおかしなこと言ったかな...そう思っていると「実はね」と佐久間くんが話し出す。




桃「その...ラウールたちが楽しそうだから、俺も、ここに越して来ようかと思ってて。」

黄「俺も。ふっかのこと守りたいから、一緒に住む」

黒「じゃあ俺も住もうかな。そしたらずっと康二くんと居られるし」

白「......えっ?!え、えっ...」





つまり、ここにみんなが住むってことだよね？

戸惑う僕に、舘さんがぽんと肩を叩いた。






赤「みんな、ラウールがいるから、ここに住もうってなったんだけど...だから出てかれると困っちゃうな」









__________......それって...僕、ここに居ていいって、こと...？






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