お熱な彼女は君に夢中 ページ12
目が覚めてベッドから体を起こそうとしたら、なんだか重くて起き上がれない…
それに体も熱いし…目の前も朦朧としている…
それでも無理やり体を起こそうとしたら、勢い良くベッドから落ちてしまい、同室の山ちゃんを起こしてしまったよう
「け…圭人?!大丈夫?!」
「んー…なんか、頭くらくらするし…体が動かない」
慌てた山ちゃんが俺のおでこに手をあてる
「すっげー熱…！とりあえず、ベッドで寝とけ」
「ん…ごめん」
山ちゃんに渡された体温計を挟んでみればなんと39度を超えていた
氷枕を用意して冷えピタを貼ってくれた山ちゃんにお礼を言う
「なんかあったらすぐ連絡入れろよ？」
「ん…あ、伊野ちゃんには、言わないで…｣
「なんで？」
不思議そうな顔をする山ちゃんに、俺は「あの人時々過保護だからさ…」と力なく笑った
「んー…分かった。俺からは言わないよ」
「ありがと…いってらっしゃい」
パタン、と閉じられた扉
1人になった途端に急に寂しさが襲ってきた
苦しさと寂しさとで、胸が押しつぶされそう…
こんな時に俺が名前を呼ぶ人は1人しかいなくて
こんな部屋で呼んでも気づかないだろうけどさ
声を絞り出して、何もない空気に向かって手を伸ばす
「い、のちゃ…ん…」
力尽きた俺は、そのまま眠りに落ちた
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圭花♪ - 時雨さんの小説大好きです！これからも頑張ってください！ (2015年9月24日 16時) (
レス) id: f6ab8fd3e1 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - やっぱいのけと最高ですね♪これからも最新楽しみにしてます(#^.^#) (2015年9月22日 6時) (レス) id: 982c5f1169 (このIDを非表示/違反報告)
りもん - このお話も大好きです！ いつも笑わせてもらっています♪ (2015年9月17日 16時) (レス) id: f6113d32b6 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - ゆうひさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2015年8月31日 14時) (レス) id: 1aac7ecb94 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうひ - いのけと最高ヾ(≧∇≦*)/続き楽しみにしてます♪ (2015年8月31日 10時) (レス) id: a8d8de442d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：時雨
| 作成日時：2015年8月29日 23時
