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「__________......俺、どっちかっていうと王子様じゃなくてオオカミ男だけど、それでもいいの?」






あんまりにも真面目に、そんなことを言うから

つい、笑ってしまった。

「なんだよ!」ってちょっとだけ拗ねてるみたいだけど、だってその通りかもって思ったから。





時々嘘つきで、気まぐれで、適当で、大胆で、とても王子様には見えないけど。

私にとっては、十分すぎるくらいな王子様だってこと、気がついてない。






「......Aちゃん」



「はい」



「ずっと言いたかったこと、言ってもいい?」



「......もちろん、ですっ」







絡まる視線は、2人を引き寄せる。

だって今日はクリスマス。聖なる夜は、恋人たちのものだから。















「__________......初めて会った時から、好きでした」
















触れた唇から伝わる体温は、じんわりと。

心の中まで染みていく。




今度は、長く、しっとりと。




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翠恋(プロフ) - おかもとケイとるさん» ありがとうございます!がんばります!!! (2018年4月14日 20時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
おかもとケイとる(プロフ) - 更新楽しみにしてます (2018年4月14日 18時) (レス) id: 1490ed1241 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:翠恋 | 作成日時:2017年12月9日 22時

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