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ちぃちゃんが電話が来たから、と言うから俺は先に部屋へと戻るとちょうど山田さんが歌っていた。
そのあまりにも綺麗すぎる声に、俺は思わず呆然となる。
『♪〜 幸せ溢れる〜よう〜 僕ができることは〜......』
ドアを開けっ放しで聴き惚れていたら、気づいた山田さんは耳まで真っ赤になって。
「ごめんなさい！」と慌てて謝って座れば彼は咳払いをひとつしてからまたその綺麗な声で歌い出した。
__________......あぁ、なんて澄んでいて、かつ色気のある綺麗な声なんだろう。
思わず目を閉じて聴き入ろうとしたら、またも肩に腕が回されて。
思わず体がビクっとなったら、その手はそのまま腰の方に下りてきた。ゆっくり視線を向けると裕翔さんは優しく微笑んだ。
「涼介、歌上手いでしょ？」
「.........は、はい......」
「俺もけいとくんにラブソング歌おうかなぁ」
「......っ?!う、なに...へ?!」
「ふふ、ウブだねぇ...本当に可愛いなぁ」
唇を舌で舐めるように動く姿に目が離れなくていたら、突然前から『おい』とマイク越しの声。
細い目で睨みつけるような山田さんが、ちょっとだけ怖かって。
「ちょっと涼介、その顔怖いんだけど」
「ダメだよ裕翔。高校生からかったら......ごめんな、悪気はないから許してやって」
「......っ、は、はいっ...！」
怖さなんて、すぐに吹き飛んだ。
その優しさが、純粋に嬉しかったり。
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翠恋(プロフ) - 蜂蜜色羽さん» 蜂蜜色羽さま、コメントありがとうございます！楽しんで頂けたならなによりです！これからもたくさんの作品を書いていこうと思いますのでよろしくお願いします！ (2018年1月7日 22時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色羽 - 完結おめでとうございます！とっても面白かったです(^^) この切なすぎる複雑な関係、大好きなんですよね！随所随所でドキドキしつつ、泣きそうになりつつ見させてもらいました笑 とりあえず皆それぞれの選択肢を選んで、幸せになってくれたから良かったです♪ (2018年1月7日 3時) (レス) id: 72f4a1517b (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - あんずさん» あんずさま、コメントありがとうございます！圭人がどうなるのか、これからもご期待ください！よろしくお願いします！ (2017年11月21日 18時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - おはるさん» おはるさま、コメントありがとうございます！頑張って更新しますのでよろしくお願いします！ (2017年11月21日 18時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
あんず - はじめまして！読んでてドキドキが止まりません、めっちゃ更新楽しみにしてます！！けいとを幸せにしてあげてください！！ (2017年11月21日 7時) (レス) id: 5049a57a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2017年10月22日 21時
