〇〇●〇〇 ページ3
･
メンバーは、もちろん俺と薮がそんな関係だってことは知らない。
バレそうになれば、適当な理由をつける。
「あれ......薮くん、香水変えた？」
「ん？べつに」
「なんかいのちゃんと同じ匂いしたような気が...」
「あぁ。昨日やぶぅとご飯行って盛り上がっちゃって......気がついたら朝でさ、俺の家近かったからシャワー貸したの」
「ええ?!なにそれ、俺もご飯行きたかったー！」
「大ちゃんごめんね？また今度一緒にご飯食べよ？」
「ほんと?!」なんて瞳をきらきらとさせて、まるでしっぽを振っている子犬みたい。
大ちゃんって本当単純。まるで疑っている様子がない。
少しすると俺のスマホがメールの受信を伝える。だいちゃんとくだらない話をしながら内容を確認してから部屋を後にする。
向かった先は、撮影場所のビルの屋上。
しばらくすると扉の音が聞こえて、振り返る間もなく抱きしめられた。
「......なに、びっくりした」
「距離近すぎ......なに、あれ」
「んー？べつに？いつものことだよ？」
「......まぁ、そうだよね」
俺より体は小さいのに、抱きしめる力は結構強い。
それに勝る独占欲も強いけど、べつに付き合ってるわけじゃないから気にならない。
だから時々「あなただけ特別」っていう感じを出せば簡単に転がってくれるの。年下の俺様気質って転がしやすい。
･
･
「......今日、家来いよ」
「涼介が来てよ」
「......分かった」
「素直なとこ、大好き。」
首に腕を回してキスすれば、ほらもう俺の手のひらの上。
いつだって楽しいの。
次は誰にしようかなんて、考えちゃうの。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 318人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
翠恋(プロフ) - Pine-雪かきなぅさん» コメントありがとうございます！1度かいて見たかったけいとさんを書きました！嬉しいコメント頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2017年8月28日 7時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
Pine-雪かきなぅ - ここの圭人がドストライクです！！素敵すぎる作品ありがとうございました！ (2017年8月28日 1時) (レス) id: ff0b6091c2 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - なつさん» なつさま、ありがとうございます！そんなことを言って頂けるなんて、本当に嬉しいです！これからも頑張りますので、他の作品でもよろしくお願いします (2017年7月21日 16時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
なつ - 本当に読んでて楽しくなるお話でした！けいとくんただただかわいいし、ゆーとも、、、って色々言いたいことはあるんですが、本当にこの作品に出会えてよかったです！素敵な作品ありがとうございました！ (2017年7月21日 15時) (レス) id: 23c90b9c3d (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - Kakさん» Kakさま、コメントありがとうございます！感想頂きありがとうございます。またほかの作品も良かったらご覧下さいね、これからもよろしくお願いします！ (2017年6月30日 18時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翠恋
| 作成日時：2017年6月13日 0時
