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どのくらい寝たのだろうか。
目が覚めると、辺りはいつの間にか夕暮れに染まっていてあぁ、こんなにも時間が経ったのかと思った。
寝ぼけた瞳を擦っていたら、部屋に鳴り響く虚しいほどの空腹を告げる音。そういえば、怠さからずっと寝てたから、朝からなにも食べてないや。
仕方ないから部屋から出て下へと降りていくと、いつも通りのメモとお金。
もちろん、冷蔵庫の中にはなにもないので、買いに出るしかない。
「.........今なら、大丈夫かな」
部屋に戻って着替えてから、窓の外をそっと覗く。
ひか兄ちゃんの部屋はカーテンが閉まってるし、お庭には誰もいない。
会わないことを願いながら玄関のドアを開けようとした瞬間。
「.........ったく、やっと開けたか」
「っ...?!ひ、か...兄ちゃん...?」
「話あるから、家入れて」
半ば強引に押し切られて、閉められた扉。
ひか兄ちゃんの表情は全く見ることができなくて、どうしよう、と戸惑うことしかできなかった。
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翠恋(プロフ) - moemiru0224さん» moemiru0224さま、コメントありがとうございます!番外編、検討させて頂きたいと思います!貴重なご意見、ありがとうございます! (2017年6月28日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - けーた。さん» けーた。さま、いつもありがとうございます!素敵なコメント、嬉しいばかりです。新しい部屋も予定しておりますので、こちらもよろしければ何度も読み返してもらえたら嬉しいです。これこらもよろしくお願いします! (2017年6月28日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
moemiru0224(プロフ) - 完結おめでとうございます。読んでいてくれ本当に毎回どきどきして楽しんでました。もし宜しければ番外編なども作って頂きたいです…! (2017年6月28日 2時) (レス) id: 5d7b23c5d7 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 完結おめでとうございます…というコメントをさせて頂きながらも、やはり寂しいものがあります…。毎回どきどきで追いかけていた大好きなひかけとのお話でしたから。また新しいお部屋で素敵なお話に出逢えるとは思いつつ、しばらく余韻を楽しませて頂きますね(´ー`) (2017年6月26日 22時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - lovekeitoloveさん» Iovekeitoloveさま、コメントありがとうございます!そんなこと言って頂けて嬉しいです!また他の作品でもぜひよろしくお願いします! (2017年6月26日 22時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翠恋 | 作成日時:2017年6月2日 0時