いっそのこと。 ページ41
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「......中学の時、初めて話した時にすごくいい笑顔する子だなって思ってた。
会話がどんどん増えていくうちに、だいちゃんといるのがものすごく楽しくて、俺、けいと以外見えてなかったけど初めてけいと以外の人に心許したんだよね。
この人なら大丈夫。俺のこと分かってくれるって。
だからかな......だんだん、いてくれるのが当たり前になってて。
気持ちを教えてくれたあとでも離れないでいてくれただいちゃんに、俺はずっとずっと甘えてた。1人だけ傷ついたような振りをして。
__________傷ついていたのは、だいちゃんの方だったのにね。
いつでも笑顔で明るくて、
自分のことなんか後回しで人のことばっか考えてて
本当は誰よりも繊細で傷つきやすくて脆いのに、それを必死で隠してくれてた。
だいちゃんがいたから、今でも俺はこうしていられるって、今頃になって気がついたんだよ。
いつだって俺の味方でいてくれたから。俺のことを守ろうと必死になってくれたから。
__________俺は、そんな有岡大貴のことが」
「だっ......それ以上は、ダメ！」
そう言って勢いよく開けたドア。
その先には両手を広げた君がいてすっぽりと腕の中に捕まった俺。
あぁ、やっぱり、ゆうとの方が上手だったね。
「.........だいちゃん、もう逃がさないから」
だったらいっそ、死ぬまで捕まえていて。
そんな願いを込めて、目の前にある綺麗な顔に噛みつくように唇を重ねた。
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翠恋(プロフ) - 6月さん» 6月さま、コメントありがとうございます！そのような嬉しいお言葉を頂けて本当に嬉しいです！読んで頂いてありがとうございました！これからも少しでも心に残れるような作品をお届け出来たらと思いますので、どうぞよろしくお願いします！ (2019年8月9日 6時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
6月(プロフ) - 初めまして。promiseシリーズ一気読みさせてもらいました。どの話も泣きました。泣きました。予想していた展開と違うかったけど、それぞれの人達が幸せになれて良かったと思いました。promiseシリーズを執筆していただき有難うございました。 (2019年8月9日 3時) (レス) id: 4520113d57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2017年5月6日 23時
