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「...A、」
「ん？」
「あの...」
「とりあえず...上がって？」
玄関に立ったままだった涼介にそう声をかけると、遠慮がちに靴を脱いでリビングへと入ってきた。
私は来客用のカップにミルクティーを入れてテーブルに置くと「ありがとう」と言って座る涼介の顔は、少しだけ和らいだような気がした。
自分のカップにもミルクティーを入れてテーブルを挟んだ向かい側に座ってそっと口をつけると、心まで温かくなりそうだった。
「...A、」
「ん？」
「...お前、これからどうしたい？」
__________これから、どうしたい...？
どうしたいもなにも、雄也は肝心なことはなにも教えてくれなかった。それなのに急に目の前からいなくなってしまって。
頭の中の整理が追いついていないのに、どうしたいかなんて...
「...もし、Aが揺らいでいるのだとしたら、結婚の話もなかったことにしてもいいと思ってる」
「...え？」
「雄也さんのとこに戻るか...俺と、このままいてくれるのか」
雄也がいなくなってしまったのに戻るなんて、涼介は何を言っているんだろう。
意味が分からずにいる私に、涼介は少し慌てた様子だった。そして「ごめん、やっぱりなんでもない」なんて下を向いてしまった。
...だけど、今の私に言える言葉は。
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翠恋(プロフ) - 高木、岡本、有岡、大好きさん» こんばんは、コメントありがとうございます！こちら、シリーズから表記されない場合はお手数ですが3へ先に進んで頂いて、そこからシリーズを開くと1が見れると思いますのでよろしくお願いします (2018年5月1日 20時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
高木、岡本、有岡、大好き - 一話はどうやって読めますか？ (2018年4月30日 15時) (レス) id: ea05817396 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - A-yuy-Aさん» A-yuy-Aさや、コメントありがとうございます！ついにここまで来ました。いよいよ終わりに楽しみにして頂けて嬉しい限りです、これからもよろしくお願いします！ (2017年5月10日 21時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
A-yuy-A(プロフ) - 初めまして。お話も架橋に入ってきた感じですね。ずっと楽しみに読ませて頂いてます。これからも頑張って下さい。 (2017年5月10日 19時) (レス) id: 6385e61f02 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - けんてぃーさん» けんてぃーさま、コメントありがとうございます！とても嬉しいお言葉、ありがとうございます！期待に応えられるように頑張ります！ (2017年3月6日 18時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2017年1月28日 12時
