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車で揺られ、あっという間にさっきまでいた公園へと戻ってきた
体が暖かいと怪しいからって、最初の時みたく暖房はつけないでくれて伊野尾さん
白い息を吐きながら話す姿に、なんだか申し訳ない気持ちが募る
「いろいろすみませんでした...あと、ありがとうございました」
「ほぇ？俺、なんもしてないよ？」
「いえ...話、聞いてもらえてよかったです」
「話聞くくらい、またいつでも聞いてあげるよ」
「今度は、普通のカフェとかでお願いします」
冗談めかして言ったら「そんな事言わないでよー」と笑いながらも
「あ、でもあんまり女の子家に連れてくと彼女に怒られちゃうからなぁ」
「...伊野尾さん、彼女いるんですか？」
「そりゃいるよ！もうそれはそれは可愛い彼女がっ！」
今までで1番幸せそうな顔をして笑った伊野尾さんに、つられて私も笑顔になる
シートベルトを外して下りようとした私に向かって、伊野尾さんはまた話し出す
「Aちゃん、俺から言えることは、思ったことは全部話した方がいいってことくらいかな」
「えっ...？」
「言わなきゃなにも始まんないし、変わらない...だから、まずは今日のこと雄也に言ってみてもいいかもね」
じゃあね、と閉められたドア
走り出した車を、しばらく呆然と見つめた
__________言わなきゃ始まらない、変わらない、か...
どうしようか考えていた私の耳に、どこからか名前を呼んでくれる声がして
ゆっくりと、声の方を振り返った
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翠恋(プロフ) - 岡本雄也♪さん» コメントありがとうございます！頑張って更新していきますのでよろしくお願いします！ (2017年1月11日 6時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
岡本雄也♪(プロフ) - この話、いいですね！感動できるとこがあって泣けました！ゆうやん好きなので、うれしいです！これからが楽しみです！更新頑張ってください!! (2017年1月11日 5時) (レス) id: 8055ef76d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2016年12月25日 23時
