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「ここ、寒いから...車、行こっか」
そう誘われ、公園の脇に止められた綺麗な青色の車に乗り込んだ
しっかり温められた車内に入れば、いつの間にか用意されたのか缶のコーヒーがふたつ
「Aちゃん、甘いの飲める？」
「はい...というか、甘いのしか、飲めなくて...」
「あはは、そうだったねぇ。じゃあこっちね」
ミルクたっぷり、と書かれた方を手渡して「あったまるよ」と笑う
ゆっくりと缶を開けて口に運ぶと、すっかり冷えきった体に甘さと温かさが染み渡るようだった
そのまましばらくの沈黙の後、口を開いたのは伊野尾さんの方
「で...？なんか、あったんでしょ？」
「...え、と」
どう説明したらいいのか分からず、言葉に詰まった
だって、兄に恋人ができてそれで悩んでるって...私の方がブラコンだ、と光さんに笑われそうだ
言えずにいると、伊野尾さんは「笑わないからゆっくり教えて」と私から話し出すのを待ってくれている
深呼吸をしてから、話し出す
「__________雄也にね、恋人がいたんだけど...」
「...えっ...？」
意を決して話し出したのに、伊野尾さんはなぜか驚いた顔をして固まっていた
まだ話し始めたばかりなのに、何をそんなに驚くことがあるのだろうか？
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翠恋(プロフ) - 岡本雄也♪さん» コメントありがとうございます！頑張って更新していきますのでよろしくお願いします！ (2017年1月11日 6時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
岡本雄也♪(プロフ) - この話、いいですね！感動できるとこがあって泣けました！ゆうやん好きなので、うれしいです！これからが楽しみです！更新頑張ってください!! (2017年1月11日 5時) (レス) id: 8055ef76d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2016年12月25日 23時
