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そして、本当に10分で伊野尾さんがやってきた
バタン、と車の閉まる音の方を見ると、最初の時の飄々とした雰囲気ではなく、冬なのに汗だくで心配そうな焦った表情の伊野尾さんが走ってきてくれた
少し止まりかけていた涙が、また一気に溢れ出した
そんな私を、まるで子どもをあやすかのように優しい声色で話しかけてくれた伊野尾さんは、大人だなって思った
「大丈夫？」
「...っ、い、のおさっ...私、なんか、わかんないっ...」
「ゆっくりでいいから、ね？」
怖くて、不安で、くるしくて、辛くて、理由が分からなくて
今までこんなこと思うことなんて、なかったのに
なのに、なんで__________
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『__________彼女、だけど』
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あのひと言が、頭から離れなくて
どうしてこんな気持ちになっているのか、不思議で不思議でたまらない
伊野尾さんにぎゅっと抱きしめられて、頭をぽんぽんされた
その優しさに、また涙が溢れた
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翠恋(プロフ) - 岡本雄也♪さん» コメントありがとうございます！頑張って更新していきますのでよろしくお願いします！ (2017年1月11日 6時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
岡本雄也♪(プロフ) - この話、いいですね！感動できるとこがあって泣けました！ゆうやん好きなので、うれしいです！これからが楽しみです！更新頑張ってください!! (2017年1月11日 5時) (レス) id: 8055ef76d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2016年12月25日 23時
