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髪も乾かしてから部屋に戻ると、涼介の様子がおかしかった
私に気づくなり、顔を真っ赤にして慌てた様子で「俺も風呂行ってくるね」と出ていってしまった
__________変な涼介...
そう思いながら、涼介の部屋をぐるっと見回した
黒と白で統一されたシックで落ち着いた雰囲気の部屋
大学での研究に使っているらしい難しそうな本や最近よく話題に出るようになった漫画などがたくさん並ぶ本棚
その中に見つけた、1冊のアルバム
「...そつぎょう、アルバム...？」
勝手に見たら怒られるかな
けど、ちょっとだけならいいかな
そんな軽い気持ちで、卒業アルバムを手に取った
ゆっくりページをめくっていくが、当たり前だが全く知らない校舎に、見たこともない顔の教師や生徒がたくさん映っていた
だけど、あるページにくると「あ、」と小さく声を漏らした
今より少し幼い顔立ちの涼介に
同じく今よりも幼い顔立ちの私の姿
高校生の時は、こんな顔してたんだ...
知ってる顔があったことに安心感を覚え、またページをめくっていく
知らない思い出の中を覗いてみて、懐かしさはまだ見つけられない
いつかこのアルバムをみて、懐かしいね、なんて思う日がくるのだろうか
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翠恋(プロフ) - 岡本雄也♪さん» コメントありがとうございます！頑張って更新していきますのでよろしくお願いします！ (2017年1月11日 6時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
岡本雄也♪(プロフ) - この話、いいですね！感動できるとこがあって泣けました！ゆうやん好きなので、うれしいです！これからが楽しみです！更新頑張ってください!! (2017年1月11日 5時) (レス) id: 8055ef76d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2016年12月25日 23時
