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式場が決まり、いつも通り涼介が家まで送ってくれた
本当に、毎回毎回ありがたい限りである
「またね」と手を振ると、なぜか涼介は帰ろうとしない
不思議に思っていると、涼介は口を開いた
「今日さ、Aのお兄さん...いる？」
「多分仕事から帰ってきてると思うけど」
「まだちゃんと挨拶してないからさ...今日、いい？」
返事に困ってしまう
だって、急に挨拶したいって言われても...
なんて思っていたら
か
__________ｶﾞﾁｬｯ...
「...寒いから、早く入れよ」
「えっ...？ゆ、雄也？」
「...お兄さん」
「お前ら、会話丸聞こえだよ」
そう笑った雄也に促されて、涼介を家の中に入れる
リビングへと通して飲み物を取りに行ったら、対面に雄也が座るのが見えた
内容は聞こえないけど、何か話をしているのは分かる
一応同じ高校の先輩と後輩だし、私が幼馴染みってことは雄也も涼介のことを昔から知ってるわけで
だから別に、2人が話していてもなんの違和感も感じなかった
「...コーヒーでいい？」
「ありがとう...」
「そんな緊張すんなよ、涼介」
「あはは...つい。でも、こういうのはちゃんとしないといけないかなって」
座り直した涼介は、真っ直ぐ雄也を見つめる
その隣に座って、自然と私も緊張してきた
そんな私たちを見つめる雄也は、口を少し緩めて微笑んでいる
「...Aと、結婚させてください」
「お前ら、幸せになれよ」
涼介の言葉とかぶって告げられた雄也の言葉に
私も涼介も心底嬉しくて、2人で笑いあった
その笑顔の奥の気持ちは、どんなものだったんだろう
今はそんなの、全く分からなかった
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翠恋(プロフ) - 岡本雄也♪さん» コメントありがとうございます！頑張って更新していきますのでよろしくお願いします！ (2017年1月11日 6時) (
レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
岡本雄也♪(プロフ) - この話、いいですね！感動できるとこがあって泣けました！ゆうやん好きなので、うれしいです！これからが楽しみです！更新頑張ってください!! (2017年1月11日 5時) (レス) id: 8055ef76d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠恋
| 作成日時：2016年12月25日 23時
