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翌朝。
ひとつ大きくなった俺がはじめて迎えた朝目にしたは、大好きな人の寝顔だった。
いのちゃんの、とっても綺麗な顔がどアップであって、俺の頭の下にある腕が少し逞しくも感じられる。
..........やば。めっちゃどきどきしてきた...!
久しぶりすぎるこの状況に、俺の鼓動がもうパンク寸前だった。
恥ずかしさから背中を向けようとしたら急にいのちゃんが「んんっ...」と声を出して俺のことを引き寄せた。もう鼻と鼻がくっつきそうなほどに近すぎる距離から逃げられない状況に、どこに目線を向けていいのか分からない。
背中に回された腕は、なぜか徐々に下に下りていって辿り着いた場所は.........。
「......こんっの.........変態!///」
「ぐはっ......?!あ、朝からいいぱんち......」
近すぎる距離をいいことに、鳩尾目掛けて思い切りぐーぱんち。
それでも俺のことを離さないいのちゃんは「満更でもないくせに」と俺のをまた触ってきた。
「ちっ...ちがう、から......!あさだち、だし...!」
「えー?でもさぁ、苦しいでしょ?ねぇ、けいとぉ?」
「やっ...だめ、やめてっ......ふ、ぅ...あ、」
「しっかり感じてんじゃん、かーわい」
そう言って唇に優しくかぶりつくいのちゃんに、もう俺はノーなんか言えない。
もうだったらいっそのこと、誘ってやろうかなんて。
悪い考えが頭をよぎったのは、ナイショの話。
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あかり(プロフ) - 翠恋さん» すごく嬉しいです!!!楽しみにしてます^^ (2018年1月22日 7時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - けーた。さん» けーた。さま、コメントありがとうございます!長い間応援して頂けましたこと深く感謝致します。またこんないのけとちゃんたちが書けたらいいな、と思ってます。楽しんで頂けたならなによりです。これからもどうぞよろしくお願いします (2018年1月22日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - あかりさん» あかりさま、コメントありがとうございます。また、長い間応援して頂けましたこと、心より感謝致します。番外編、ぜひ書きたいです!←他の作品が落ち着いた頃新作として出させて頂きたいと思いますのでその時までよろしくお願いします! (2018年1月22日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 完結おめでとうございます。…とは言いつつやはり少し寂しさも感じます;翠恋さんのお話でいのけと好きになった私なのでこちらのお話もとても楽しませて頂きました(*^^*)長い間の連載お疲れさまでした。これからも色々なお話を読ませて頂けるのを楽しみにしています* (2018年1月21日 16時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 完結してしまったぁぁぁぁぁ(泣)連載はじめの頃から読んでて、とても大好きなお話でした。感動のラストで、もうこのお話が読めなくなると思うと悲しいです…番外編で、大学生活とか、やってるふたりとか(言い方)、魅せてもらえたら嬉しいです (2018年1月20日 23時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2016年12月2日 23時