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「いのちゃん、なんかお礼したいんだけど...なにかほしいもの、ある?」
卒業してお祝いされる側のはずのいのちゃんからサプライズされっぱなしの俺がそう聞いてみると「んー...」と唸りながら後ろから抱きついてきて、急に声を低くした。
「お前以外、欲しいものはない」
「〜っ/// ばかっ///」
「えぇ〜?だって、本当のことだもん」
さらに抱きしめる力が強くなって、でもそれでさえ心地よく感じる俺は、かなりの重症だね
それでもなお、なかなか具体的な答えをくれないいのちゃん
「なんかないの?服とか、アクセサリーとか、行きたいとことか」
「元々物欲ないからねぇ...物欲よりも、性 欲かな♡」
「はぁ?!// ...ほ、ほんっとバカ!へんたっ...!」
変態、そう言ってやりたくて仕方ないのに、振り返ったのを待ってましたと言わんばかりの甘い甘いキスが俺の唇を塞いだ。
今は目を閉じて、幸せな時間に酔いしれることにしよう
そう思って首に腕を回すと、嬉しそうに頬が緩んだのが目を閉じていてもよくわかった。
そして、そのままベッドにゆっくりと倒されて__________
......ん?
ちょっと待って?
「いっ...ん、いのちゃん!待って待って!」
「なんだよ、お預けとかなしだからな」
「そうじゃなくて...ここ!家族いるんだよね?!」
そう言って確認しようとした俺に、いのちゃんは悪い笑みを浮かべた。さっ...さすがにだめだって!
「...圭人が声我慢すればいい話♡」
「はっ...?!ほんとやめて!泣」
...とりあえず、
卒業後もよろしくね?
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あかり(プロフ) - 翠恋さん» すごく嬉しいです!!!楽しみにしてます^^ (2018年1月22日 7時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - けーた。さん» けーた。さま、コメントありがとうございます!長い間応援して頂けましたこと深く感謝致します。またこんないのけとちゃんたちが書けたらいいな、と思ってます。楽しんで頂けたならなによりです。これからもどうぞよろしくお願いします (2018年1月22日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
翠恋(プロフ) - あかりさん» あかりさま、コメントありがとうございます。また、長い間応援して頂けましたこと、心より感謝致します。番外編、ぜひ書きたいです!←他の作品が落ち着いた頃新作として出させて頂きたいと思いますのでその時までよろしくお願いします! (2018年1月22日 6時) (レス) id: 232e0efe2c (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - 完結おめでとうございます。…とは言いつつやはり少し寂しさも感じます;翠恋さんのお話でいのけと好きになった私なのでこちらのお話もとても楽しませて頂きました(*^^*)長い間の連載お疲れさまでした。これからも色々なお話を読ませて頂けるのを楽しみにしています* (2018年1月21日 16時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - 完結してしまったぁぁぁぁぁ(泣)連載はじめの頃から読んでて、とても大好きなお話でした。感動のラストで、もうこのお話が読めなくなると思うと悲しいです…番外編で、大学生活とか、やってるふたりとか(言い方)、魅せてもらえたら嬉しいです (2018年1月20日 23時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2016年12月2日 23時