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雄也side







あれ?俺飛ぶの遅くね?
裕翔と光くんに超置いてかれてんだけど!


「高木ぃ!」

…急に呼ばれてビビった!
振り返ると、有岡くんが俺の前で急停止したとこだった。


大貴「来てくれてありがと!早かったな!」

雄也「そう…かな?」

大貴「さっきまで仕事だったんでしょ?その割に…って、ああほら来ちゃった」


有岡くんが見た方向を見ると、カラスとかいう奴が塊で迫ってきてた。洗面所で鉢合わせたゴキブリみたいで気持ち悪ぃ…。


大貴「一気に叩くぞ!」

雄也「えっ!?あ、ああ!」


ちょっと待って、叩くって言われてもさぁ!急に翼生えたり空飛んだりするだけでも精一杯なのよ!
でも有無を言わさず、有岡くんはその黒い塊に突っ込んでく。







…これもう行くしかないだろ!

有岡くんのあとについて、そいつらに向かって飛び込んだ。







無数の黒い集団の中、ひれひれから伸びる黒い鳥が目の前でバインバインしなって、頬目掛けて飛んで来た。やべ、ぶつかる…!

…って所で視界が開けた。
脳天から有岡くんのキックを食らったそいつは、超高速で落ちていった。

雄也「…死ぬかと思ったー!」

大貴「よそ見してたら首とられるぞ!」

へへっ、と笑った有岡くんは、後ろから近づいてきていたカラスを振り向き様に殴り落とした。
…すげぇ。なんて見とれてたら、
雄也「ひゃああああ!?」


俺の腕にカラスが抱きついてきやがった!?


雄也「いやっ、離せ、おい!」

振り落とそうとした勢いで肘打ちを食らわせたら、

「ぴぎぃぃぃぃぃ!!?」

ハムスターの仮面が思いっきりへこんで、ものすごい勢いでぶっ飛んだ。

…嘘だろ!?そんな力入れてねーし!?ちょっと当たっただけなんだけど…








でも何コレ、超気持ちいい…!!








目の前には、まだ大量のカラスの群れ。

よっし、もう一発かましてやるか!!

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ユキ(プロフ) - ききさん» 前回に引き続き、ありがとうございます!励みになります(^-^)/ (2018年1月28日 18時) (レス) id: a8713bcbc6 (このIDを非表示/違反報告)
きき - 移行おめでとうございます!憑いてる!?シリーズからずっっっっとユキさんの作品を読んでますが相変わらず面白いですね(*^▽^*)これからも楽しみですヽ(*´∀`) (2018年1月26日 21時) (レス) id: b5dd81d92a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作成日時:2018年1月23日 0時

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