名取くんの体調不良

・ ページ49

〜冴島〜

名取先生の手を握り

声をかけた

冴「名取先生、起きてください、みんな待ってますよ？」

その時、名取先生の手が動いた

冴「名取先生！」

名「…ぅん」

冴「藍沢先生！名取先生が目をさましました！」

藍「分かった、 今行く」

ドタドタ

足音が聞こえて振り返ると

藍沢先生たちがいた

藍「名取、俺たちのことわかるか？」

名「…えっと、どちら様ですか？」

藍「！？ここにいる全員の名前わからないか？」

名「…はい」

藍「記憶喪失か」

その言葉が深く私の心に突き刺さった

藍「冴島、大丈夫だ、一時的な記憶喪失だ、時間が経てば思い出す」

冴「そうですか」

藍「自分の名前はわかるか？」

名「名取颯馬」

藍「名取はなんの仕事をしていた？」

名「フェローということは覚えています、ですがあなた方のことがよく分かんないです、すいません」

藍「謝ることじゃない、必ず思い出す日がくる、心配しなくていい」

名「ありがとうございます」

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す