名取くんの体調不良

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〜灰谷〜

僕たちが入った家に

もう患者がいないか

確認していなかったから

戻ろうとしたとき

屋根がギシギシいいはじめた

もしかしたら屋根が崩れる？

そんな不安が僕の頭をよぎる

名「とりあえず出るぞ」

名取くんがそう言って出ようと

足を前に出したとき

ギシギシガシャ

そんな音がした

上を見たら崩れかけていて

隣には横峯さんもいる

守らなきゃ

そう思ったとき

名取くんの声が聞こえた

名「灰谷！横峯！」

声が聞こえた直後

僕の体は名取くんによって

突き飛ばされた

名取くんがいないと思って

崩れた屋根の方を見たら

名取くんが下敷きになっていた

小さな体から赤黒い血が

たくさんでてる

灰横「名取先生！」

横「れ、れんらくしなきゃ」

横「藍沢先生！名取先生がし、下敷きになりました」

藍「下敷き？わかった、少し待ってろ白石たちと今から向かう」

横「はい」

灰「ほんとは僕たちがこうなるはずだったんだよね…」

横「うん…朝、名取先生を守るって言ったのにっ！私たち守れなかった、名取先生に守ってもらった、どうしよう…名取先生が死んだりしたら、そんなの嫌だよ！」

灰「僕だって嫌だよ、でも、名取くんは絶対死なない！名取くんのこと信じよ？」

横「うん」

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