名取くんの体調不良

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〜名取〜

今日もいつも通り仕事をしていた

過去には、俺と緋山先生がヘリ担当だった時

患者のラインを取るときに一度体内に入った針を

緋山先生に刺してしまった

過去といっても数日前のことだけど

あの時は本当に焦った

もうここにいられなくなるんじゃないかって

それでも緋山先生は俺を責めないでくれた

もしもこのことが親父に知り渡っていたら

きっと俺は親父の病院に戻ることになるだろう

来ないでほしい

ずっと思ってた

だけどきてしまったんだ

親父が

父「颯馬、私の病院に戻りなさい」

そんなの嫌だ

名「嫌だ、俺は絶対戻らない」

父「なぜだ？私の跡を継げと小さい頃から散々いってきただろう？」

名「そうだね、父さんはいつもそのことばっかり言ってきた」

父「だからなんだ、本当のことを言っているだけだろう？しかもお前は指導医の緋山先生に針を刺してしまったんだろう？そんなことをしたお前がここにいていいわけないだろう？」

なんでそうなるんだよ…

名「俺はまだここで医者をしたい、ここにいた方が立派な人間になれると思うから」

父「そんなの私の病院に行っても立派になれるだろ！考えときなさい！」

そう言って親父は出て行った

この日から俺はストレスや不満が溜まっていったんだ

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