天真爛漫な純白彼女 2 (ページ2)

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嫉妬だってさrq ページ2

「ラジオネームハシビロコウさんから頂きました、"Aちゃんこんばんは" こんばんは〜

"突然なんですけど私はよく彼氏に嫉妬をしてしまいます、相手は可愛いから大丈夫だよって言ってくれるんですが、いつか嫌われてしまうんじゃないかって不安になります。Aちゃんは山田くんに嫉妬したって伝えた事ありますか？そもそも嫉妬はしますか？"

との事ですけど、結論嫉妬はしますよ。

で、伝えた事もあります。」

ーカインとアベルの撮影期間

今私は絶賛1人ぼっちである。いや涼介いるけども撮影前に言われたことがある。

涼「今回俺が演じる優はA演じるひかりじゃなくて、倉科カナさん演じる梓に惹かれてるでしょ？」

「うん、そうだね。」

涼「だから撮影現場では余り関わらないようにしよう。」

「え、」

涼「そっちの方が役にも入りやすいと思うんだ。」

私はこの案を渋々受け入れた。役に入りやすくなるのは演じる側からしても嬉しいことだけど、撮影現場で涼介とあまり話せないのは苦痛でしか無かった。

そして何より

倉「いや山田くん面白いよ笑」

涼「そこまで笑わなくてもいいでしょ笑」

涼介が私じゃない女の人とラフに話してるのを見てるのが嫌なのだ。

桐「まーたそんな顔して、可愛い顔が台無しやで」

「健太さん、仕方ないんですけどねぇ…割り切らないといけないのにやっぱり慣れないというか、見たくなくて」

桐「分かるよ、好きな人と自分じゃない女の人と話してるの見ると苦しくなるよなぁ。」

「え、健太さんも分かるんですか？」

桐「俺だって恋くらいしたことあるからな！？笑」

「あははっ笑」

桐「Aちゃんは笑ってた方が可愛ええよ。」

「へへっそうですかね、ありがとうございます！」

健太さんに励まされ先程までモヤモヤしてたのに心は晴れやかになってた。

休憩時間が終わって撮影が始まる私が演じるひかりの登場シーンではないのでカメラの外で2人の演技を見る。

涼介とカナさんは傍から見て凄く自然な演技で先程のモヤモヤが再び戻ってくる。

「…私なんて嫌い。」

涼介とカナさんが絡んでる事よりも、仕事だと割りきれない自分が嫌いだった。