・ ページ20
・
「な！な、な何言ってんの」
大「なんで主催者かもしれないリストに伊野ちゃんいないの？」
「え？だってこの前人狼だったから……」
大「前と今は関係ないよ。
確かに主催者は人狼はできない、でも前のゲームは俺が主催者だから。
まぁ言ったら今回俺が人狼かもしれないってこと。」
「…人狼なの？」
大「そんなわけ。人狼ならこんなことしないし
わざわざ自分が疑われるようなことしない。」
「……伊野尾ちゃんが…？」
伊野尾ちゃんが主催者だったら…？
そんなこと考えてなかった。
さっきの涙が嘘？
そんなこと、ありえない……と思いたい。
大「主催者は、言ったら人狼ゲームのスペシャリストだから。
俺たちは頭をフル回転させないと勝てないよ。
人間が主催者に勝てた事例なんてほぼない。」
「ほぼ…？」
大「…1人、1人だけある。
主催者という事実も知らず、何も知らない参加者が
自分以外全員を殺して終わったという人。
まぁ、あくまで都市伝説だけど。」
「その人……どうなったの？」
大「主催者側にスカウトされたって説もあれば
本部に殺されたとか、記憶を消されたとか
いろーんな説が回ってるよ。本当か知らないけど。」
「ふーん……」
俺たち、とんでもないことしようとしてんだな。
大「今夜誰が殺されるか……ここが鍵だね。」
「………俺、だったら頑張って主催者見つけてね。」
大「…ばーか、お前は死なねえよ。」
大ちゃんは俺の頭を荒く撫でて部屋を出た。
痛かったけど
前のゲームの時のように、あたたかった。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 300人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
薊(プロフ) - すずねっさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！続編もお楽しみに！！ (2019年7月6日 8時) (
レス) id: 5e45e39afe (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - ふうりん☆さん» ありがとうございます！ (2019年7月6日 7時) (レス) id: 5e45e39afe (このIDを非表示/違反報告)
すずねっ - とても面白いお話でした！予測の出来ない結末でしたね。考察のし甲斐があって実際にやってるみたいでしたよ！お疲れ様でした。続編楽しみにしております！がんばって下さい (2019年7月5日 23時) (レス) id: 58376c201f (このIDを非表示/違反報告)
ふうりん☆(プロフ) - とても面白いです！続編待ってます♪ (2019年7月2日 23時) (レス) id: 1df8132a49 (このIDを非表示/違反報告)
薊(プロフ) - はるきさん» ありがとうございます！次も、もちろん9人参加です！是非楽しみにしててください！ (2019年7月2日 21時) (レス) id: 5e45e39afe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：薊 | 作成日時：2019年2月18日 14時
