magical.40 侑李side ページ41
侑李side
知念「ゆうてぃ！涼介！」
箒を投げ捨てて家に飛び込むと、微かに漂う鉄錆のようなにおい…。
圭人と手分けして部屋を探していく。
岡本「知念！！いた！！」
圭人のいる部屋に入ってまず目に入ったのは、血まみれのベッド。
その上に横たわる、同じく血まみれの人物。床に倒れているのは…
知念「…はぁッ！！」
両手に念を込め、ピンクに輝くベールを2つ出現させる。それぞれがゆうてぃと涼介を包み込んだ。
ゆうてぃは恐らく、応急処置が施されてるお腹の傷。
涼介は…どこだろう？
…そういえば、瞬間移動の負荷は体の内側からかかるって聞いたことあるな…。
そこを中心に治癒魔法をかけた。
ゆうてぃの腹の傷は徐々に塞がっていき、涼介の…内臓も修復されていく。
顔色はまだ蒼白いけど…。
岡本「…山ちゃん、瞬間移動でかなり無理したんだね…」
知念「ゆうてぃの傷も、魔法攻撃でできたんじゃなくて包丁か何かで刺されてる。あとでしっかり事情を聞かなきゃね。」
岡本「あ、それなら俺知ってるよ。」
圭人からトクトリの話を聞いて、海での戦いと街での事件の繋がりを知った。
そういうことだったのか…。
二人を別の部屋へ運んで寝かせ、赤く汚れたベッドシーツは泣く泣く処分した。
二人の看病を続けていると。
中島「ぅん…」
岡本「ゆうてぃ！！」
ゆうてぃの瞼がゆっくりと開いた。
…目が覚めて本当に良かった…。
彼は、その水色の瞳をパチクリさせる。
知念「どこか痛かったり、気持ち悪かったりする？」
中島「……天井が回ってるような…？…あと頭が痛い…」
知念「目眩と頭痛…出血量からしても、一時的な貧血状態だね。傷は塞がってるけど、しばらく安静にしてて。」
中島「…ん、わかった…。」
ゆうてぃはもう一度目を閉じた。
すぐに寝息が聞こえてくる。
あとは。
知念「…涼介…。」
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LOVE米(プロフ) - やまびこさん» メッセージありがとうございます！！とても嬉しいです。頑張ります(*^^*) (2019年1月16日 20時) (
レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - 魔法系も大好きなので本当に楽しく読ませていただいてます。更新されるのを楽しみにしているので、無理せず頑張ってください！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - はじめましてこんにちは！更新停止してる間に読んで好きになって、いつか再開してくれたらなぁ…なんて思っていると、どんどん面白いお話が更新されていてとても嬉しいです！私は伊野尾くんが好きですが、バランスよくメンバーが出ているのも面白いと思います！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - ちなみに、すでに結末まで構想してありますので今度こそ最後まで描き切りたいと思っています！ (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - 更新が非常に遅くなって本当に申し訳ありません。これからはちょくちょく更新していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。 (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LOVE米 | 作成日時：2014年12月27日 19時
