magical.35 Town 光side ページ36
光side
圭人と並んで手を洗ってると、急に外が騒がしくなってきた。
岡本「なんだろ？」
二人で外に出る。
途端に、一瞬の眩しい光に包まれた。
八乙女「今の光って…っと、」
ローブをまとった子供とぶつかり、よろめく。
そして軽い頭痛がした。
光(・・・！！)
人々は不思議そうに目をパチクリさせていた。
岡本「光くん！これ…」
圭人が輪の中心で何かを見つけたらしい。
行って見るとそれは、
八乙女「うわっ…。」
血痕だった。それも、大量の。
まさかさっきの子供…！
八乙女「くそっ！」
急いで駆け出す。
岡本「ちょっ、どうしたの光くん！？」
いきなり走り出した俺に、圭人も慌てて追いかけてきた。
八乙女「はっ、はっ…さっきぶつかった子供は魔物だ！」
岡本「えぇ！？ど、どうしてそんなことわかるの？」
八乙女「山田がテレパシーで知らせてくれたんだよ！」
さっき感じた頭痛は、テレパシーだった。
"山田『ろーぶ……こども…まもの…』"
途切れ途切れの声が、頭の中で蘇る。
俺にしかテレパシー出来ないほど、体力を消耗してたのか…？
岡本「山ちゃんが…」
八乙女「それと圭人も見ただろ、さっきの光！あれは山田の魔法だ。…だから多分、あの血は…」
岡本「…裕翔…！」
圭人の泣きそうな声に、顔をしかめた。
山田が必死に伝えてくれた鍵だ。絶対に逃すわけにはいかない。
子供を見失わないよう必死に走っていると、また頭痛が。
山田かと思って身構えるけど、響いてきたのは全く違う声だった。
薮『光、圭人、やま、裕翔！聞いて欲しいんだけど…』
なんだよ薮かよ！こっちは緊急事態だっつぅの！！
光『そっちの4人からどんなシカトの仕方されたのかは知らないけど、悪いがこっちは今お前のうんちくを聴いてる余裕はない！！』
岡本『ごめんね薮くん！』
薮『え、ちょっと待』
無理矢理テレパシーを切ると、さらにスピードを上げた。
その子供は街を外れ、人気のない森の中に入っていく。
岡本「…っ」
圭人の目が緑色に光った。ロックを解除したらしい。
そして、木々を操って子供を捕まえた。
ナイス、圭人。
八乙女「はぁ、はぁ…さて。」
息を整え、子供を睨みつけた。
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LOVE米(プロフ) - やまびこさん» メッセージありがとうございます！！とても嬉しいです。頑張ります(*^^*) (2019年1月16日 20時) (
レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - 魔法系も大好きなので本当に楽しく読ませていただいてます。更新されるのを楽しみにしているので、無理せず頑張ってください！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - はじめましてこんにちは！更新停止してる間に読んで好きになって、いつか再開してくれたらなぁ…なんて思っていると、どんどん面白いお話が更新されていてとても嬉しいです！私は伊野尾くんが好きですが、バランスよくメンバーが出ているのも面白いと思います！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - ちなみに、すでに結末まで構想してありますので今度こそ最後まで描き切りたいと思っています！ (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - 更新が非常に遅くなって本当に申し訳ありません。これからはちょくちょく更新していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。 (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LOVE米 | 作成日時：2014年12月27日 19時
