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magical.21 雄也side ページ21

雄也side

岡本「みんな。」


圭人が声を上げた。


岡本「うまく行くかわからないんだけど…
……"テレパシー"を使ってみるのは?」





「「「……それだ!!」」」


ーーーーー*

テレパシー

心が通じ合っている者同士でのみ使用可能な魔法。
相手を思い浮かべながら話すことで、声に出さずとも頭の中で会話をすることが出来る。
二人以上の人数での使用も可能。
テレパシーが届くと、軽い頭痛がする。

ーーーーー*


中島「テレパシーを送れば、夢の中の薮くんとも話せるかもしれない。それで状況を聞き出そう。」


山田「じゃあ、俺がみんなにテレパシーするよ。」


山田が目を閉じると、頭が少しだけキンッと痛んだ。


そして…





薮『…あれ…?なん、で、テレパシー、なんか…』


通じた!


中島『薮くん、大丈夫?』

有岡『ナイトメアがいるんでしょ?』


わずかに聞こえる息切れの音。


薮『なん、で、知って…ってか、俺って今、どうなってる?』

山田『眠ったまま全く起きない。それより、そっちの状況教えて。』


薮『…こっち、は今、ナイトメアと、戦ってる。今までの被害者、昏睡状態だっけ?……負ければ、多分、俺ももう二度、と、目覚めない。』


岡本『そんな!…勝てるの?』


薮『ちょっと…厳しい、かな…っ』


博士は"多くの人が昏睡状態に陥ってる"って言ってたな。

つまり、なかなか勝てる相手じゃないんだろう。


…だけど、みんなで力を合わせたら?


俺たちは顔を見合わせた。


高木『…今からそっちに行くから。待っててよ、薮くん。』


薮『え…ちょ、待』


無理矢理テレパシーを切り、俺と山田が片手ずつ薮くんと手をつなぐ。


俺の反対の手を圭人が、その手を有岡くんが。

山田の手を裕翔が握った。


高木「いくよ?」


みんなが頷いたのを確認し、俺は俺の特性である"毒"の魔法を発動させた。


紫の霧が立ち込め、ゆっくりと意識が遠のいていった。

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LOVE米(プロフ) - やまびこさん» メッセージありがとうございます!!とても嬉しいです。頑張ります(*^^*) (2019年1月16日 20時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - 魔法系も大好きなので本当に楽しく読ませていただいてます。更新されるのを楽しみにしているので、無理せず頑張ってください! (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - はじめましてこんにちは!更新停止してる間に読んで好きになって、いつか再開してくれたらなぁ…なんて思っていると、どんどん面白いお話が更新されていてとても嬉しいです!私は伊野尾くんが好きですが、バランスよくメンバーが出ているのも面白いと思います! (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - ちなみに、すでに結末まで構想してありますので今度こそ最後まで描き切りたいと思っています! (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - 更新が非常に遅くなって本当に申し訳ありません。これからはちょくちょく更新していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。 (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LOVE米 | 作成日時:2014年12月27日 19時

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