magical.18 宏太side ページ18
宏太side
目を開けると、360度どこを見ても真っ白な部屋にいた。
…いや、違う。床一面に、スゴロクのレールが敷かれている。
『いやぁ、昨日ぶりだね。』
薮「ッ白仮面、テメェ！！」
掴みかかろうとしたが、
『おっと、マスから出ない方がいいと思うよ？それとも、スタート地点からやり直したいかい？』
俺は舌打ちをし、白仮面と名乗るそいつを見つめる。
薮「…お前の仕業だろ。」
『なんのことかな？ひょっとして、君の幼馴染に起きたことかな？』
わかってるくせに、そいつは首を傾げた。
・・・今朝の夢でコイツとやったスゴロク。
おれは、4のマスに進んだ。
マスにはこう書かれていた。
"貴方のお仲間に、白雪姫の悪夢をお届けしよう。"
『あっはは、流石にバレたか。どうだ？傑作だろう。』
薮「…くそ、なんで思い出せなかった…っ」
そう。俺は朝起きると、白仮面と過ごした夢の事を1ミリも覚えていなかった。
・・・俺のせいで、伊野尾と光が…。
『夢で起きたことなんて、大抵は忘れてしまうものだよ。さて、君はマスの指示をクリアしたね。では次は私の番か。』
頭を抱える俺を無視して、白仮面はサイコロを振った。
目の数は、6。
俺の二つ先のマスに立ったそいつは、その場でくるりと一回転してみせた。
『はい、マスのお題クリア！』
薮「は？」
今ので？
『なんだ？私がフェアな遊びなんてすると思ったか？(笑)』
…汚い。
こいつ、自分が立ったマスの文章をすごく簡単なお題に変えてやがる。
『ほらほら、君の番だぞ宏太くん？』
可笑しそうに促すそいつを見て、ひとつ、思い浮かんだことがある。
コイツ、まさか…
『あれ、気付いちゃったかな。』
そいつはゆっくりとした動きで白い仮面を外す。
その下から出てきた黒い口が、ニタァ、と笑った。
『正解。私が"ナイトメア"だ。』
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LOVE米(プロフ) - やまびこさん» メッセージありがとうございます！！とても嬉しいです。頑張ります(*^^*) (2019年1月16日 20時) (
レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - 魔法系も大好きなので本当に楽しく読ませていただいてます。更新されるのを楽しみにしているので、無理せず頑張ってください！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
やまびこ(プロフ) - はじめましてこんにちは！更新停止してる間に読んで好きになって、いつか再開してくれたらなぁ…なんて思っていると、どんどん面白いお話が更新されていてとても嬉しいです！私は伊野尾くんが好きですが、バランスよくメンバーが出ているのも面白いと思います！ (2019年1月16日 18時) (レス) id: e5bd4b82b6 (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - ちなみに、すでに結末まで構想してありますので今度こそ最後まで描き切りたいと思っています！ (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
LOVE米(プロフ) - 更新が非常に遅くなって本当に申し訳ありません。これからはちょくちょく更新していきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。 (2019年1月3日 17時) (レス) id: a6c899cc1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：LOVE米 | 作成日時：2014年12月27日 19時
