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1話ページ1

伊野尾side

今日、東京に引っ越してきた。

地元でも全然問題ないんだけど、俺の仕事場が東京にあってそっちの方が楽だろうからと言って母ちゃんが提案して東京まで来た。

いや～、大都会って感じ！！

まぁ ……引っ越し先は少しボロいアパードだけど。家賃は安いし、まぁいっかなーって決めた場所。

「あー…今日からここが家かぁ…」

なんて思っていたら

「ねぇ！いのちゃん！！
もう！何してんの！早く手伝ってよー！！」

高校からの親友兼そして今日、引っ越しを手伝ってくれてる大ちゃんの声がアパートの部屋に響きわたる

あ、いっけねぇ。ソファー運ばないとね！

「ちょっと待ってー！今からいく！」

二人で荷物を運んだからか、俺の荷物が少ないのか、予想以上に早く終わって大ちゃんと俺の家で引っ越しパーティー。

「もうだめだってー。
それ以上飲んだら帰れなくなるからー…」

既に大ちゃんの周りにはビールの缶が何個も転がってる

「いのちゃ～…もうらめぇ……」

おい！！寝るなよ！有岡大貴！！！

しょうがないか…

「んー…重い…！」

ベットに小柄な大ちゃんをぽんっと放り投げたら「んぅ……」っていいながら大ちゃんは爆睡してる(笑)

「ふふっ、おやすみ～」