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あの後、藤井くんから何件か連絡が入ったけどすべて無視。







もうなかったことにしよう。忘れよう。







ふう、と息をついてデスクについた時、







《小瀧さん、ちょっといいかな》







『はい?』







上司に呼ばれてデスクから離れる








《こちら、今日からうちの部署に移動してきた、藤井くん。





Aさんに慣れるまでついててもらおうと思って》






………嘘だ





こんな、運命みたいなことあるの?






って、26歳の私は運命なんて言っている場合じゃないのに






「Aちゃんやん!えっ、すごい偶然やなあ」







《知り合い?》







「はい、友達のお姉ちゃんで」







《へえ〜、それならちょうどよかった。






じゃ、小瀧さん、よろしくね》







そう言って上司は自分の仕事に戻ってしまった







『…よろしくお願いします』







仕事である以上、やらないわけにはいかない







「よろしく、Aちゃん」







『一応先輩なので敬語で、あと、ちゃん、じゃなくて、さん、でお願いします』







「そっか、たしかにタメ口じゃおかしいな」







すいません、って素直に謝れる藤井くんはやっぱり可愛い人だと思う







「でもびっくりやわ、Aさんと同じ会社やったなんて」






『そうですね』







「…なんかこの間と別人や」







『え?』







「もっと抜けてる子かと思っとった。」







……褒められてる?貶されてる?







『とりあえず、仕事の説明をします。まず…』







「真面目ちゃんや」






よし、決めた







私はこの子に余計な感情を一切持たない







弟のように扱う








私に年下を相手してる時間はないのだから

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有香(プロフ) - 続編楽しみにしてます! (2018年8月5日 23時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - シルフじゃなくて、シラフですよ! (2018年7月3日 23時) (レス) id: 1bd8f95c6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユウガオ | 作成日時:2018年6月23日 20時

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