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フワフワわんこみたいな髪の毛
くりっとした目に長いまつげ
白くて透明感のある肌
優しく私を呼ぶ低い声。
『……夢か』
初めて藤井くんの夢を見た。
なんだか、彼に会いたくなった。けれど残念ながら今日は土曜で休みだ。
ベッドから降りてリビングに向かう。
目の前に広がる光景に、驚きであくびも止まった
「あ、やっと起きた、おはよう」
!?!?
頭の中が驚きと疑問で溢れかえっている
「勝手にキッチン借りてごめん、お腹すいて我慢出来ひんかった」
テーブルにはトーストにスクランブルエッグ、スープまで。
「いつまで間抜けな顔して立ってるん?(笑)」
って笑うけどさ。わからないんだもん、だって。
「昨日、Aさんタクシーから降りようとせんから俺が部屋まで連れてきてん。」
『えっ、……ごめん』
みっともないとこ見せたんだな、恥ずかしい…
「んで、帰ろうと思ったら、帰らんとってって言い出すし」
『………本当に言ってる?』
「ホンマやで。心配せんでも何にもしとらんしソファで寝かしてもらったから
ほら、冷めるで、はよ食べようや」
…年下だって馬鹿にしてたけど、意外としっかりしてるんだ
藤井くんが、彼氏だったらこんな感じなのかな
私があと4つ、若ければなあ…
こんなおばさん、すぐに飽きられて捨てられる
そう言い聞かせて芽生えかけの恋心を無理やり押し潰した
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有香(プロフ) - 続編楽しみにしてます! (2018年8月5日 23時) (レス) id: 44f2d4f6ef (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - シルフじゃなくて、シラフですよ! (2018年7月3日 23時) (レス) id: 1bd8f95c6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユウガオ | 作成日時:2018年6月23日 20時