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パラソルの下で重岡さんと2人で話をする





小瀧先輩とユイさんは浅瀬で水をかけ合ったりなんかして楽しんでいた





赤「へえ〜、小瀧とはバイト先同じなんや。今日誘うくらいやし仲ええん?」





『いえ、まったく』





赤「え、なんでなんで!」





そんなの、私だって知りたい





『小瀧先輩、私にだけ冷たいんですよねえ〜』




ちょっと冗談っぽく笑ってそう言った




赤「あ〜、小瀧はあまのじゃくなとこあるからな〜」




『あまのじゃく?』




ユイ「大毅とAちゃんも泳ご〜!」




ユイさんの眩しい笑顔が重岡さんの言おうとしていた言葉をかき消した





赤「行こうや、Aちゃん」





『いえっ、私は、ここで見てます』






赤「え〜?なんで?」





泳げないし怖いんです、なんてかっこ悪くて言えない





『ちょっと今寒いかな〜って…』





赤「大丈夫?これ着とき」




って着てたパーカーを私の肩にかけてくれて。





『ありがとうございます、重岡さんは気せず行ってきてください』




赤「ええの?」





ユイ「大毅〜!」




『ほら、ユイさん呼んでますし!気にしないでください!』





なんかあったら呼んでな、といって重岡さんは2人の元へ言った。





海、好きだけど見る専門なんだよなあ。





あ、小瀧先輩楽しそうに笑ってる。貴重だなあ、ああいう表情






しばらく3人を見つめてると、影にいても暑くて、喉が渇いてきて。





たしか、あっちに自販機あったなあ…





重岡さんに借りたパーカーに腕を通して財布だけ持って立ち上がる





しばらく歩いて道路の方まで出てやっと自販機を見つけた。




無事飲み物は買えたんだけど、





『…あれ、どっちから来たっけ』





戻れる気がしない

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作者名:ユウガオ | 作成日時:2018年4月15日 18時

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