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そこから電車で1時間ほどかけて移動して、目的地に到着。
『わっ、綺麗!』
「お前勝手にうろちょろすんな、迷子になってもしらんぞ」
赤「小瀧、おとんみたいやな(笑)」
おとんはこんなだるそうな顔しませんけどね
ユイ「な、望、泳ご!」
「ん、じゃ、着替えるか、」
男女にわかれてシャワーの隣にある更衣室へ向かった
ユイ「な、Aちゃん、シゲ、どう?」
『かっこよくて、優しくて、素敵です!』
爽やかで、よく笑うし、本当小瀧先輩とは正反対。
ユイ「ほんま?よかった〜。シゲもAちゃんのこと気に入ってると思うで」
そう言ってユイさんは私の腕を肘でトントン、としてくる
大学生のイケメン彼氏…悪くない…!
なんてこの夏に期待で胸を膨らませる
『あの、ユイさんは、いつから先輩と?』
ユイ「まだ半年しか経ってへんよ。ほら、望かっこいいやろ?せやからモテモテでさ〜」
ユイさんは眉を下げて笑って
ユイ「大学入った時からずっと好きやって、やっと半年前、おとしたんよ」
得意げなその表情は女の私でも見とれてしまうくらい綺麗
こんな綺麗なユイさんでも、なかなか振り向いてもらえなかったなんて…
小瀧先輩ハードル高すぎない?
ユイ「よし、行こっか」
『はい』
ユイさんは黒一色の水着をセクシーに着こなしていて、隣に並ぶのが心底恥ずかしい
ユイさんみたいにスタイル良くないし、胸だって全然ない。
自分の体とユイさんの体を改めて見比べて、羽織ったパーカーの前を慌てて閉めた
赤「お!ユイ相変わらずセクシーやなあ」
私とユイさんの方に着替え終わった重岡さんと小瀧先輩がこっちに向かってくる
小瀧先輩は、私を上から下へと品定めするようにジロジロと見てから
「…色気な」
『なっ、!』
小瀧先輩は本当、デリカシーない。
赤「ええやん、俺は好きやで〜?」
そう言ってくれる重岡さんが天使に見える分、小瀧先輩がいつもの3倍くらい鬼に見える
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作者名:ユウガオ | 作成日時:2018年4月15日 18時